

プラモデルの「連結可動式キャタピラ(履帯)」(バラバラの板を一枚一枚接着していき、軸を中心に可動するキャタピラ)を知ったのは模型雑誌の記事から。スゴイ! それはどんなものか組んでみたい……と思いつつ、その価格や作業量を考えるとしり込みしてしまう。
それでも「連結可動式キャタピラ」という概念には強く惹かれる。特定の戦車の精密なキャタピラが欲しいというより「本物の戦車と同じ構造のキャタピラ」を是非一度組んでみたい…という興味が強かった。そういう塩梅の好奇心を満たしてくれる都合の良い「連結可動式キャタピラ」、どこかにきっとあるんじゃない?

そんな経緯で見つけてきた「バラバラだけどすぐできる、都合のいいキャタピラ」。タミヤ 楽しい工作シリーズの「連結式クローラー&スプロケットセット」を紹介したい。
昨年50周年を迎えたタミヤ「楽しい工作シリーズ」。小学生位からのユーザーに無理なく組める製品を通して工作の面白さや機械のしくみを伝えていこうという製品群。「僕でも組める(ハズ)!」という組み立てやすさに対する絶大な信頼を抱かざるを得ない。



▲表裏の向きがあるので、向きがそろっているランナー状態で取り付けてしまうと楽。
1コマ毎にグレーの軟質樹脂パッドを取り付けていく構成。実物の戦車が一般道を走る時に硬いキャタピラでアスファルトをえぐってしまわないように取り付けるという路面保護パッドだ。芸コマ!……とはいってもこれは模型。軽い自重とPOM製キャタピラの硬度で部屋の床をえぐってしまうようなことはまず無いのだけれども、逆に全く喰いこむ事のないツルツルの卓上やフローリングの上では滑ってしまうPOM製キャタピラに適度なグリップを与える、実用に富んだ部品なのだ。

同じ形の部品をひたすら切ってはパチンと繋いでいく。スナップフィットなので可動部分に接着剤が流れ込んだりする心配もない。1分も繋いでいれば結構な長さになり「伸ばしていくのが楽しい」気分になるテンポの良さ。

同じ規格である楽しい工作シリーズのキャタピラ装備の既存ラインナップと互換する。こないだ作った四輪クローラー工作セットに取り付け。参考までに4輪クローラー工作セットへの換装には前35コマ×左右、後29コマ×左右、計128コマ使用。この商品は140コマ入りなのでひと袋で足りました。

むむ、イイじゃん! 連結可動式キャタピラになってウレシイ! ってことに加えて、黒一色だった足回りが黒×グレーの2色構成になって見た目もグレードアップ! そして繰り返し組んだ部品のことごとくが「機能して」走る! あの作業は無駄じゃなかった! 動く模型の面目突如!
実をいうと模型の走行性能としてはゴムベルト式と比べて実感できるような差はないんだけど(オイ)、もう全然気分が違うね。キット付属のゴムベルトより「高いキャタピラ」履いているっていうのがね、「本物の戦車と同じ構造」っていうとこがね……イイ。見た目が良くなると気分も最高だね!!!