

昨年僕は車を買いました。家族と一緒に乗るし、便利で可愛らしい車がいいな〜と思ってスズキのスペーシアに。人生初のマイカーとなりました。車を選んでいる時、自分にとっての「マシン選びの価値観」というのが初めて見えたんですね。コンパクトで可愛く、見た目はなんてことない“普通”なやつ。そしてその嗜好はプラモにもあてはまりました。

これまでいろんなバイク模型を買っては組んでみたけど、ほとんど形になりませんでした。途中でなんか怖くなっちゃうんです。強そうすぎて。先が尖った靴や、ラペルがやたら鋭いテーラードジャケットのような怖さがありました。確かにマシンとしてはすごいのかもしれませんが、それは僕の心には刺さりませんでした。僕って「どんなデザインでもプラモなら楽しい!」って人じゃないんだな〜、とバイクプラモを組むと思い知らされるのです……。
でもそんな僕が「こいつは作ってみたい! 俺の好きな雰囲気だ!」と思えるバイクプラモに出会うことができました。「アオシマ ザ★バイク ホンダ AC16 エイプ’06」です。ホンダにはモンキーというコンパクトなバイクもありますが、それよりも類人猿のエイプの方がわかりやすい「バイクらしさ」を感じますね。そこにも惹かれたのかもしれません。

箱を開けたらそれはそれは最高なランナーがどっさり。成型色でかなり色分けされていて、メッキパーツもある。クリアーパーツも透明とオレンジが用意されていて、塗装したい人、サクッと組んで楽しみたい人両方への配慮もあって嬉しい限り。ボリュームもコンパクト。


パーツ精度もとても良くて、カタカタするところもありません。ビニールパイプの接続も難なく入るので安心してください。バイク模型のビスを締めた瞬間にいきなり剛性が上がり、ひとつの機械として成立する瞬間も味わえます。

40分で完成してしまいました! これは楽しいバイク模型です!!! 実車がもともとシンプルだから、プラモ自体にも無理な構成がないのでサクサク組めます。組み上がった後も「バイクらしさ」を味わえるエイプのデザインにニヤニヤ。小さいバイクっていいな〜。あまりに組み立てが楽しかったので、なんだかミニバイクの世界にハマりそうです。「自分の中の好きなバイク模型」の容姿がわかった気がしました。新しいプラモの扉が開いた最高の体験をありがとう。エイプ。
