あえて「シタデルカラーの隠蔽力を落とす」ことで得られる色味!!! タミヤのレジェンドに優しく施す砂漠の色

▲シタデルカラーのダークイエローことホブグロットハイドで筆塗りしたタミヤ 1/35 2号戦車。ここからは明るいライトブラウンを塗っていきますよ!

 シタデルカラーの中から自分が思うダークイエローとライトブラウンを手に入れたことをきっかけに、タミヤの戦車模型のレジェンド「ドイツ 2号戦車」を筆塗りで楽しんでいるフミテシ。前回筆塗りしたダークイエローの上から、ドイツアフリカ軍団の車両にも塗られたライトブラウンのような色を乗せて味付けしようと思います。これを塗ることで砂漠での褪色感も出せると思います!

▲コントラストメディウムで薄めて、あえて隠蔽力を弱めて塗る!!

 ドイツ軍のアフリカ軍団の車両のライトブラウンはこの「モルガストボーン」。シタデルカラーのメインの戦場であるウォーハンマーでは、骨の色のひとつです(ウォーハンマーにはたくさんの骨の色があるよ。戦いの世界だよ!)。こちらのカラーはシタデルカラーの隠蔽力が一番強い「ベース塗料」になります(ロゴに赤いマークがあるのがベース)。これをダークイエローの上からえいって塗ったらダークイエローは完全に隠蔽されてしまい、下に塗った意味がなくなってしまいます……。そのために上の写真にある「コントラストメディウム」でモルガストボーンを薄めます。こうすることで、モルガストボーンの色味を損なうことなく、隠蔽力だけを落として下地を透けさせることができます。

▲コントラストメディウムはリターダーがわりにもなります。細かいディテールの奥まで塗料が流れ込みますよ
▲マジで素晴らしい色味! コントラストメディウムで薄めて早速塗っていきましょう!
▲コントラストメディウムは入れすぎると塗料がビシャビシャになって発色しなくなります。筆にさっと含ませたぐらいの量で大丈夫です
▲後はパーツの出っぱった部分や、褪色しそうな場所などに塗っていきます
▲平らな場所などは筆を叩くように塗って誇張気味にランダムな表情を出しています
▲下地のダークイエローを完全に隠蔽することなく上塗りできました。このくらいの筆ムラがあっても全く問題ないよ!

 シタデルカラーには下地を透かして上塗りできる、隠蔽力を抑えた「レイヤーカラー」というものがありますが、そのレイヤーカラーにお好みの色が無い!しかも隠蔽力が強いベースカラーにはその色がある!って時は、今回のようにコントラストメディウムを少量混ぜてください。ラーミアンメディウムというものもありまして、そちらでもOKです! 隠蔽力のコントロールを試してみるとあなたの筆塗りの幅もより広くなりますよ!! ぜひお試しあれ!!!

▲もう少し各部リタッチしたら、細部塗装に行くぞ!!!
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フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。