オープントップ車両のプラモだから味わえる「僕だけが知っているという満足感」。タミヤ M18 ヘルキャット

▲覗かなきゃ見ることができない戦車模型のバイストン・ウェルは、オープントップ車両の中にあります

 タミヤが2022年最初の完全新規1/35スケール戦車模型として送り出した「アメリカ駆逐戦車 M18 ヘルキャット」。前回、防楯カバーの凄さだけで震えてしまい大興奮。今回はそのカバーを装着する砲塔を組んでいきます。オープントップ車両というのはその名の通り砲塔上部の装甲がありません。そのため必然的に中がのぞけちゃうんですね〜。

▲とは言え、こんなふうに上から覗き込まないとほとんど見えないのも事実。そんなところにオープントップ車両の奥深さがあるんですな〜

 お部屋に飾ったりした時の見え方によっては、もしくは兵隊さんを砲塔内部に入れてしまったりすると、いろんなところが見えなくなってしまいます。残念だな〜と思う反面、その砲塔の中に込められたソウルをあなたは確実に知っています。内部に隠れたパーツから感じる満足感って、プラモを作っていると確かにあると思うんです。

 

▲主に砲塔内に入るパーツの一部
▲どのくらい露出するのか? 一体このパーツは何なんだ? って不安とドキドキが入り混じります
▲砲塔の外装を作り、よりインナーパーツ感がでてきた引き出しくん
▲グッバイ!

 これがOfficial髭男dism感です。オープントップ車両ならではの興奮。組んだ人にしかわからない君の存在。

▲こんなにハイディテールなパーツも〜〜
▲まもなく、グッバイ!
▲えええええ! ヘルキャットの砲装填部って斜めになってんの? マジかよ! これも組んだ人だけがわかる楽しさ。斜めにすることでスペースをより広く確保できるそうです
▲ガッタイ!!!

 戦車の砲塔には一体どんなものがおさまっているのか? そしてどんなメカニズムが潜んでいるのか? 通常の戦車模型だと中身がいっぱい詰まったフルインテリアキットを作らないとわからないのですが、オープントップ車両はこうやって普通に作るだけで、普段の戦車模型ではあまり見ることができないパーツの数々を味わうことができます。しかも覗き込まないと見えないので、それらのパーツはあなただけが知っている宝物のようでもあります。

▲もう、これなんて初見だったら何のパーツかわかりません。ターレットリングと座席のパーツになります。どこをカットするのか、説明書をよくみてね
▲砲塔と、砲塔内部のターレットリング&座席パーツと別個に組み上がります。これが合体すると砲塔の完成です
▲できた!!! このごちゃメカ感が最高にかっこいい!!!

 全てが合わさるとこの美しさ。こんなにかっこいいメカをオープントップ車両は味わえます。特にこのヘルキャットの砲塔内はタミヤMMシリーズの中でも屈指の「綺麗さ」。中を作るのって面倒じゃない? なんて思わずぜひ組んでみてください。ほぼすべてパーツの接着面に、接着に迷うことがないガイドが用意されています。そしてピタピタとパーツがあっていく気持ちの良い精度を味わった先に、あなただけが知ることができたM18 ヘルキャットの砲塔内部にあるソウルを感じることができると思います。

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フミテシ

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。