塗るだけで現用ミリタリー!タミヤの「NATO3兄弟」は、いつでもプラモを強そうに見せてくれます。

 はい出落ち!タミヤのミニ四駆シリーズ最新作は「K4ギャンボー」というアイテム。”軽四”というワードと韻を踏んだそのアイテム名どおり、軽トラックらしきプロポーションのファニーなマシンです。それにしてもイキナリ激しくイカツい色になってますが、これは塗料売り場で「今日のご飯は何にしようかな〜!あ、NATO迷彩にしましょう!」というテンションになったからなんですね。わかりますか。人間には「今日はNATOで行こう」と思う自由があり、なんと買うだけでNATOになってしまうことができるセットがちゃんとあるんですよ。

 マシンはFM-Aシャーシというフロントにモーターを積んだもの。リアの荷台を低くしながら、実物の軽トラックの動力配置を彷彿とさせてくれる演出です。ボディはメタリックオレンジで元気な雰囲気。いつものミニ四駆みたいにキラキラのステッカーを貼ってチューンするのもいいんですが、語りかけてきますよね。この軽トラというモチーフがさ。「遊んでみてね!」って。

 今日の気持ちはNATOだから、それがNATO記念日……ということで、まずはベースにNATOグリーンを塗ります。オレンジの上から吹き付ければ一気につや消しのミリタリーな雰囲気に変貌!今回はタミヤラッカー塗料のNATOグリーン+エアブラシの組み合わせで塗っていますが、筆塗りでもいいし、アクリル系も用意されてるし、スプレーでも売られています。どんな手段でも塗らさればOKなのだ。

 生乾きで上から重ねましたるはNATOブラウン!瓶の中で見ると「うわ、茶色い!」と思うんですけど、緑の上に重ねると補色の効果で明るく赤みのある独特な茶色であることがわかります。
 これまたエアブラシでボケ足のある塗り方をしていますが、実車でもこんなにボワッとした塗り分けのはあんまり多くない気がする。筆でパキッと輪郭のある塗り方でも全然大丈夫だし、マスキングテープを雲形に貼ってからスプレーとかでもいいね。

 

 最後にNATOブラック!こちらはただの黒じゃなくて微妙に明るく、ちょっとだけグリーンの色味を感じさせる本当に絶妙な色。迷彩のシメに使ってもいいですし、いつものプラモ塗装で「ここに黒塗るとちょっと黒すぎるんだよな〜」というときにニュアンスのある暗色として活躍してくれるので、ものすごく重宝します。この色が発売されたときは本当にびっくりしたし、あらゆる黒をこれで塗っていたな……。いい色だよ……。

 窓やフロントマスクのシールを貼って完成(これがあるからはみ出しとか気にせず塗れるのがミニ四駆塗装の最高なところなんじゃよ)!それにしても本当に素晴らしい3色のコンビネーションだな。大事なのは3色の面積のバランスと、パターンの大まかな形状。ぜひともこの約束された完全勝利3兄弟でいろんなものをNATO迷彩に塗ってしまいましょう。
 NATO迷彩って、わりとドイツ軍の三色迷彩とかよりも現代的でメジャーな取り合わせ(この色の玩具とかもめちゃくちゃいっぱいあるもんね!)なので、プラモ作らない人にも「ミリタリーだな!」と思ってもらえること間違いなしです。そんじゃまた。

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からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。