筆塗り激推しカンパニーが出したホワイトブラシって何だ!?

▲シタデルカラーを買いに行ったら白い筆が売られていた。これって何だ?

 英国のゲームズワークショップが発売する水性塗料「シタデルカラー」。水だけで希釈や洗浄ができる手軽さと、伸び&隠蔽力の強さでとても愛用しています。ゲームズワークショップは、塗料だけでなく筆も販売しています。柄が黒くて、中には高級な天然毛を使用している高級筆もあります。その筆のコーナーに2021年春頃に新作が登場していました。全くノーマークで、「なにこの筆? デザインも良いな」と見た瞬間思いました。しかし、量販店で最初見たため何の説明もないし、ただ置いてあるだけ。これでは僕も買えません……。ですので、先日ゲームズワークショップの直営店・ウォーハンマーストアの神保町店で聞いてきました。この筆なんやねん!

▲毛先のまとまりが凄い! 鋭く、薄くまとまります

 こちらはベース筆と言って、シタデルの筆の中では「ベタ塗り」をするのに適している筆で、ガンガン基本塗装を塗っていける部類です。数種類のサイズがありますが今回ご紹介する「L」「XL」は平筆のような形状で、筆先が斜めになっているのが特徴です。斜めになっているので、筆を立てると細い線や細かい塗装もそれなりにできてしまう優れものです。ここまではこれまでのシタデルの筆と同じです。
 この筆がこれまでのシタデル筆と決定的に違うのは「完全な人工毛である」という点。環境面や材質の手の入りやすさなどを考えると人工毛で良い筆が作れることに越したことはありません。そのような企業倫理が見え隠れする筆でありますが、性能が悪かったら誰も買いませんよね。でも筆塗り激推しカンパニーが出す筆なのだから中途半端な筆ではないはず!早速使ってみましょう。

▲筆の腰はナイロン筆などにたまにあるぴ〜〜んって返ってくる感じではなく、柔らかめで、塗る面に優しく追従してくれそうです
▲曲面にしっかり追従します。塗料の含みも良く、手数少なくガンガン塗ることができます
▲シタデルカラーを使用して全体をざっと塗ってみました。5分で約15cmくらいのSFバイクの本体の色を変えることができました

 筆のコシが天然毛の筆に近い感じで、曲面にもすごく馴染みます。筆の表面がつるんとしているので、塗料は滑る様にジャンジャン出ていく感じがしました(塗料を薄くしすぎると滑り台を滑るようにさ〜っと塗料が放出されていく感触です)。そして塗っていてとても快適だったのが穂先が常にピシッとしてくれていること。この形状記憶力のおかげで常に同じ様なタッチで塗ることができます。

▲この斜め筆最大の特徴は、筆を立てれば細い筆に早変わりすること! 細部もある程度なら塗っていけます

 先ほどの穂先のまとまりの良さにより、斜め筆の先端は薄くピンととんがっていてくれます。ですので細部を塗ったり、奥まった部分への塗装に威力を発揮します。この人工毛筆の特徴と斜め筆は相性がバッチリです。

▲塗りやすい筆とシタデルカラーの速乾性があいまって、15分でここまで塗装を楽しめました。続きもこの筆でガンガン塗りたくなります
▲塗装後、筆を洗浄。筆先もご覧の通りビシッとしています。白い毛の筆なので洗い残しもみやすいですね

 スタッフの方も「シタデルの天然毛筆にはない特徴がこの筆にはしっかりあり、長く愛用できるものです」とお薦めしてくれました。アピールされていた毛先のまとまりの良さもとても良かったです。特に今回使用した「SYNTHETIC BASE BRUSH LARGE」は斜めカットされた毛先で細かい部分も塗れるし、広い面も一気に塗れるちょうどよいサイズ感も魅力的で、マジでおすすめです。これから僕もガンガン愛用していこうと思います。 シタデルのホワイトブラシぜひ使ってみてください!!!

SYNTHETIC BASE BRUSH LARGE

SYNTHETIC BASE BRUSH X-LARGE

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フミテシ

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。