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買って、作って応援したいのには訳がある!ズベズダの「1/72 スナップキット仕様飛行機模型シリーズ」。

▲ズベズダ 1/72スケール、スナップキットハリケーン組んでいきますよ〜
▲接着剤を使用しなくても組めるスナップキット仕様なので、ニッパーとデザインナイフがあれば組み立てられます

 ロシア最大手プラモメーカー・ズベズダが、より多くの人にプラモを楽しんでほしいと考えて送り出している「1/72 スナップキット仕様飛行機模型シリーズ」最新作のホーカー ハリケーンMk.2C。前回は本キットのパーツの特徴をお届けしました。今回はこのキットの組み味をお届けしていきましょう! スナップフィットはちょっと硬めだけど、ピンを少しカットしてあげるだけでパウッと解決しちゃうので心配しなくて大丈夫よ。

▲この状態まで飛行機模型に慣れている人なら30分で到達します!

 飛行機模型に限らずスケールモデルの今のシーンにおいて、パーツの接着or接続面積の取り方で組み立てやすさを上げていこうという工夫は多くのメーカーで見ることができます。自分がそれを意識して体感できたのがマックスファクトリーの島風でした。艦船模型のパーツを如何に組みやすくするか。あのプラモを組んだ時その視点が僕にも芽生え、このハリケーンを組んでいる時もパーツを接続する軸に注目していました。

▲フラップの接続でがたつくことがない様に、こんな板状の接続部があります。両端の穴と軸でフィットさせます
▲主翼の航空灯を表現するクリアーパーツは、ピンセットなしで組み立てられる様に、主翼深くに固定されるほど長い軸で接続されます。接着剤を使用しないので、クリアーパーツが曇る心配もありません
▲主翼正面に合わせ目が来ない様になっているので、機体を裏返すことなどをしなければ合わせ目は見えません
▲まるで艦船模型の船体を合わせる桁の様パーツが胴体にあります。これで胴体の左右張り合わせがズレることなくガッチリ噛み合います
▲ピッタリ!! 中の桁のおかげで左右のパーツがふがふがしません

 翼や胴体の各パーツは、大きな軸や長い軸があり、極力ピンセットを使わなくても組み立てられる工夫がされています。胴体の桁の様に誰でもガッチリと組むことができるパーツが入っているのも見逃せません。胴体と主翼ができたので、お次はパイロット。このキットにはソ連兵とイギリス兵が各1体入ります。

▲パイロットは分割の見せ所。ソ連兵はベルトのディテールを活かし肩甲骨あたりから腕をワンパーツとして分割。これを背中の両サイドから取り付けます
▲ズベズダ1/72スケールパイロットの分割の定番「背中抜き!」。背中と腕を一体にしてしまい、肩のベルトの端部分に分割ラインを持ってきます
▲操縦桿に右腕がぴた〜〜っと合うので超気持ちいいです。コクピットは主翼の方に配置されます
▲パイロットを乗せたら、胴体を主翼へパイルダーオン!! これで飛行機の形になります
▲完成! シャキッとしたハリケーンがあれよあれよと完成します!

 もっと形状の良いハリケーン、正統派なハリケーンはあるかもしれません。ただこのズベズダのハリケーンはニッパーとデザインナイフだけでほぼ組めるので、「工具を使って切る」「キットパーツを接続する」というプラモの入り口を教えてくれる飛行機模型です。プラモを初めて作る人にも、飛行機模型を初めて作る人にも楽しんでほしいというズベズダのメッセージが詰まったプラモです。形状もかっこいいし、フィギュアも本気のものがセットされます。そして価格も明らかに戦略価格というお手頃さ。この中にあるアイディアが、さらに次のアイテムで磨き上げられていくのかと思うと楽しみでしょうがありません。そんなプラモを僕は購入して作って応援していきたいと素直に思うんです。それでは。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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