
『宇宙よりも遠い場所』(以下「よりもい」)というアニメは大変良いアニメだったので、感銘を受けたおれは劇中に登場した南極観測船ペンギン饅頭号(のモデルになった砕氷艦・二代目しらせ)のプラモデルを作ったのだった。
「プラスチックはケースに入れて飾ると数段格好よく見える」というし、おれはできあがったプラスチックをアクリルのケースに収容して机に飾っていた。黒いプラスチックの台座の上にちんまりと置かれたそれを眺めていると、心の中のおれがささやいてくるようになった、「お前のプラモデルって、寂しくないか?」。たしかに……。


そこでまず海を形作り、定着氷を割り雪を盛り付けると、このようになった。 イメージはよりもい9話のラミング(砕氷船が自重や体当たりで氷を壊すこと)シーン。正直なところ、缶スプレーを吹いたら謎のシミができてしまったし粉雪ペーストは全然滑らかに盛り付けられないし、最高のできあがりになったとはいいがたい。ただ、失敗するのが怖くて、ほったらかしにしておくよりもずっとよくなった。


こうして机の隅によりよい「よりもい空間」が発生したのです。これからは「プラスチックは地面があると数段よく見える」という気持ちでやっていきたいと思います!!!!