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プラモのディテールアップパーツは「全部使うゲーム」じゃないんだぜ/身の丈モデリングのススメ。

 カーモデルだとほとんど必須科目であるブレーキディスクの塗り分け。エッチングパーツをポンと貼ればこのとおり、銀色にキラリと光ってくれます。平らなところにちょっと瞬間接着剤を塗るだけですから、正直塗り分けをするより手早く、簡単に、スパッと金属色になる。これをディテールアップと言うかどうかは微妙ですけど、メーカー純正のディテールアップパーツセットっていうのは気持ちよくさせてくれますね。

 ダッシュボードに並ぶメーターたち。ホントは一個ずつメーターのデカールを貼り込んでいかなきゃいけないんですが、デカールの大きさと丸モールドの大きさがドンピシャでなかったりすると、「まあこのままでいいや」なんてスキップしちゃうこともあります。相当覗き込まないと見えないですから、ここは「自分がやりたい日にやる、やりたくない日はやらない」みたいな判断をしてもオッケー。だけど、メーター周りのリングのギラリは見せたい。そのためにキラキラのジャストサイズのシールもディテールアップパーツセットには入っていました。貼っちゃおう〜。(それにしても木目デカールがいいね)

 マフラーは、どっちかな〜。金属削り出しのシャープなパーツも用意されていました。これは重たくてひんやりしているから、使いたくなっちゃうね。ただプラパーツに穴あけをして位置をしっかり決めて貼れるかどうか、まだちょっと不安。幸い最後の工程なので、テンション高ければ貼る、そうじゃなければキット付属のメッキパーツをONしておしまいでもいいか〜。

 プラモ作るのはわりとゲームに似ています。ゲームでよく言う「トロコン」っていうのがありますが、トロフィーを全部集めるまでやり込むのもいいし、操作の爽快感を味わうのも楽しい。強くてニューゲームも嬉しいし、最速クリアだけを狙うのも面白い。そういうわけで、ディテールアップパーツはちょっとお値段が張るからどうしても全部使いたくなってしまうかもしれないんだけど、じつは気に入ったところだけ、楽しそうなところだけ、ラクするために使うのもいいもんですね。と思ったんです。

からぱたのプロフィール

からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。

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