週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は日本を代表する名車「トヨタ 2000GT」のプラモをご紹介します。
このプラモは、今最も車模型に熱いメーカーである「ハセガワ」の、ヒストリックカーシリーズ第1弾として発売されました。ヒストリックカーシリーズは現在のハセガワの看板とも言えるシリーズで、ノスタルジックな車や、ちょっと前のネオクラシックとも言える車など魅力的な車がどんどんラインナップされています。あれもこれも作ってみたいんですよ〜〜。
プラモは1993年に発売。2年後の1995年にはマスターグレード ガンダムが発売される……そんなちょっと前の時期の模型です。現在のヒストリックカーシリーズは、できるだけ実車の細部まで彫刻やパーツ分割で表現していこうという商品になっていますが、このトヨタ 2000GTは、箱を開けてみるとなるべくシンプルなパーツ構成で実車の魅力をプラモで表現してみようという内容になっています。時代によってシリーズの中で表現が変わっていくと言うのを味わうのも、プラモの楽しさですね。
足回りのフィッティングも良く、しっかりとタイヤが地面に接地します。組み立てで気をつけたいのはメッキパーツの取り扱いです。大きなメッキパーツを貼るときは、接着面のメッキをデザインナイフで削ってプラ用接着剤でがっちり貼りましょう。小さなメッキパーツは、セメダインの「ハイグレード模型用」を使用すると快適にメッキパーツを接着できます。このキット発売当時にはなかった、ハイグレード模型用のような便利接着剤のおかげで、ちょっと昔のプラモがさらに組みやすくなる。マテリアルの進化もプラモを通して知る。ますますプラモ作りが楽しくなっちゃう!! ナイス週末。
今見てもとても美しいパーツ成型と流麗なボディライン。さらに超ゴージャスなメッキパーツ。この内容のプラモが2000円以内(アマゾン価格)で購入できるなんて幸せです。お好きな色に塗って自分だけのトヨタ 2000GTにしても良いですし、ハセガワの美しい純白成型のボディをそのまま堪能するもよしです。多くの人にぜひとも組んでほしい車模型です。