塗り分けが厳しいプラモの窓に出会ったら、マスキングは和紙でキメる!

 飛行機模型の窓、マスキングが楽にならんかな〜って思いますよね。最近はわりと色んなメーカー、スケール、機種に合わせてレーザーカット済のマスキングシートが売られていますけど、専用マスクシートが売られていない飛行機はどうすればいいか。作らない!という吉高由里子的解決策もありますが、作りたい場合は向き合わなければいけない。人生とはつねにその2択……すなわち銀行に行けるか行けないかなのだ。さて、迷える子羊となった私はMr.マスキングテープを買ったよという話である。安いからビビらなくても大丈夫です。

 今回は仮組みで「やっべえ怪物だこれは……」となってしまいそのままDJブースの上にドカーっとおいてあったルン級エクラノプランをどうしても塗りたいので塗ることにします。このまま放置していると家にカスピ海が生まれてしまいますからね。みなさんもエイヤでマスキングして前に進みましょう。

 Mr.マスキングテープのいいところは「薄い」「めっちゃ曲面に追従する」という2点です。これは極薄の和紙を使っているからで、貼ったあとでパーツ表面の彫刻がスケスケなのもよろしい。さて、これを乱雑に窓の上にベターッと貼ります。そして窓枠のキワを爪楊枝の先端でしごくべし。窓枠の彫刻がヌルヌルでどうにもしごけない模型もあるかもしれませんが、そういう場合は諦めて筆で塗るなり見なかったことにするなりといった自由があることも知られています。

 ここで超重要テク。テクと言うほどでもない。デザインナイフの刃を新鮮なものにチェンジします。これは切れたつもりで切れてないとか、何度もなぞってパーツに傷をつけるとかの悲劇を防ぐためです。模型をラクにうまく作りたいなら常に新鮮な替刃で臨む。これはお兄さんとの約束だ!

 さて、先程爪楊枝でしごいた窓枠のキワをデザインナイフの先端でカキーっとなぞっていきます。直線部分は意外と難なく切れるはず。角のアールのところは直角でも気にしないor根性でグイッとナイフをコーナリングさせて切ります。エラそうに言ってますが、このダイレクトカット法でいままで成功した試しはなく、今回なぜやる気になったかと言うと「Mr.マスキングテープでやれば失敗しないよ」というパイセンの教えがあったからです。

 手を動かすことたった5分くらいで、あらできた。決めては薄いマスキングテープと替刃を新鮮なものにすることだけ!みなさんも「飛行機の窓をうまく塗り分けるコツ」みたいなので検索してここにたどり着いたらぜひとも真似してみてください。案外、できます。そんじゃまた。

<a href="/author/kalapattar/">からぱた</a>
からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。