

ハセガワといえば飛行機モデル!という時代が長く続いたために「飛行機のハセガワ」なんて二つ名が模型誌の誌面を賑わしていましたが、ここ最近は自販機の製品化がアツい!と言ってもバイクや自動車もたくさん新規開発していますから、「自販機のハセガワ」みたいに言われることはたぶんないね。ということで今回は新作のハセガワ 1/12 フィギュアアクセサリーシリーズ レトロ自販機(トーストサンド)じゃ!

まあその、自販機ですから基本的にハコなんで板を組んでいくことになるわけですが、このアイテムを作る上でもっとも重要なのが前面のパネルね。とくにアルミっぽいシルバーの細いモールやボタンとかコイン投入口とかが光ってると一気に「らしく」なります。とはいえ細かったり小さかったりしてなかなか難しそうじゃないっすか。

まず左右のモールのど真ん中に黒い線が入っているのが「正解」のようなので、そのように塗ります。と言っても塗るのはめんどいのでMr.ウェザリングカラーの「マルチブラック」をゴッドハンドの神筆(スミ入れ用)で溝に流し込んでいきます。これはめちゃくちゃ楽しい作業なのでみなさんも溝を見つけたらどんどん神筆でウェザリングカラーを流し込んでほしい。砂場に川作って水をドバーッと流したときの興奮がおとなになっても味わえる。すごい。
で、黒くなった溝の両サイドをシルバーで塗るわけですが、こんな細いもんをキレイに塗れる気がしないわけですよ。筆だとヨレヨレするし、エアブラシで吹こうもんならマスキング地獄。そこでアレです。タミヤのペイントマーカー。このフエルトのペン先が最高なんだわ。最近はペンがマイブームですね。適材適所。

一部界隈で「真空塗り」と最近呼ばれているこの塗り方。簡単に言うと息を止めて気合でスーッと引く、というものです。気合です。息止めましたか?

プハーッ!おもったより均一にキレイなシルバーのラインが書けるでしょ?タミヤペイントマーカーのクロームシルバーは乾燥にむちゃくちゃ時間かかるのでうっかり触ると手にインクがくっついて、そのまま気づかずに作業していると模型がベッタベタに銀色になってしまうのが要注意ポイント。組み立てが終わってからやって、最後に乾燥時間を取るほうがいいかもしんないね。

さすがにマーカーではきついわ!というところはマーカーをシールの台紙の上で何度かプッシュするとめっちゃキレイな銀塗料がにじみ出てくるので、これを面相筆で掬って穂先ではなく腹で撫でるように塗ってみましょう。出っ張ったディテールならまず問題なく塗れます。もしはみ出したらフレッシュな爪楊枝で親の仇のようにこすればだいたいのことはなんとかなりますから安心しよう。

前に作ったうどんそばの自販機とツーショット。うーん、やっぱりこれいっぱい並べるとロードサイドのパーキングエリアっぽい風情になっていいですね……。このままいろんな自販機が登場するよう祈りながら、みんなも自宅の空きスペースにどんどん自販機を生やしていきましょう。そんじゃまた。
