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トマホーク? ウォーホーク? キティホーク? P-40ファミリーをプラモで揃えて楽しむのだ。

▲シャークマウスも勇ましいぞ!

 第二次世界大戦時では各国多くの新型戦闘機を送り出し、空の戦いを彩っていたわけですが、すべての機体が高性能で大活躍していたわけではないのですよね。そこそこ凡庸な機体だけど堅牢な作りで緒戦から終戦まで地道に働き続けたような機体もあるわけです。それが今回紹介するP-40。

 カーチスP-40はアメリカ軍が採用した戦闘機。連合国空軍にも配備され、イギリス軍では型式が変わっていく毎にトマホークやキティホーク、ウォーホークと名前を変えて呼んでいましたが、アメリカ軍もその愛称を逆輸入して自軍でも使っていたとか。目立った性能がない反面、実用性が高く量産体制も整っていた事から大量生産され、連合軍を空から支えた機体でもあるわけです。

▲1/72としてはランナー2枚で平均的な感じだね。

 P-40というとハセガワのキットがお馴染みですが、A型からR型までバリエーションがあり、前述のように海外で運用されていた機体もあるのでいろんなメーカーからも各型式が出てるんだよねー。今回紹介するのはAZモデルのキティホークMk.Ia。P-40Eのイギリス空軍版です。

▲パッと見気持ちよくディテール入ってる感じ。
▲パーツを寄って見るとちょっと金型はくたびれてきてる感じだね…

 国産キットや海外メーカーの最新キットのようにパチパチ組める感じではないぞ……。ちょっと頑張らなきゃいけないかな…!この手のバリとかはパーツの合いに大きく影響するからしっかり処理しましょう。仮組み大事!キットにはダボ(位置を決める突起)もほとんどないのでここも要注意。仮組み大事!(繰り返し)

▲とはいえ組み上がるとかっちょいいなー。

 機首のエアインテイクが無骨で迫力あってかっこよろしい。クリアパーツも透明度高し。

 このキティホークは新製品というわけではなく、もとは2012年に発売されたキットのデカール替え。一度にバリエーションキットを発売するAZらしく、今回も同一金型で4種類発売されてて自分が好きなカラーリング/マーキングの機体を選べるのだ!僕は根っからの英軍ファンなので迷わずこのハコを選んだんですが、どのマーキングの機体を作るか悩む時間も楽しいよね!お酒をちびちびやりながら考える時間も一興です。

内藤あんものプロフィール

内藤あんも

1977年生まれ。戦車道とスピットファイア道を行き来する模型戦士。生まれ育ちは美濃の国、今はナニワ帝国の片隅でプラモデルを作る日々でございます。

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