

勝負ネクタイ、持ってますか。私は4本程度持っていて、その中の一つは前の会社の女の子に「モダン玉ねぎ」と呼ばれた柄。まぁ確かにその通り。とはいうものの、光を吸収する独特の生地と柄の相性がバッチリで好きな一本です。
極上のエレガントさをそのままスポイトで吸い込むように頭の中にインプットしたら世界観構築の準備は完了。今日はマスターボックスの1/24 フランソワーズを塗ろう。ネクタイの色よ、私を導いてくれ。いつも思うのだけど、女性フィギュアの顔って無塗装の段階だと失敗の予感でビリビリする。美人にできなかったらどうしようか、可愛くならなかったらどうしようか。少なくとも自分の中では納得したい。

ちょうどフランソワーズを塗る前に、競技ダンスを取り上げたアニメ『ボールルームヘようこそ』にて主人公のライバルが「ラテンはここまでやっていい」と普段と違った派手な表現をしていて、それで周囲が沸くのを見ていた。
たぶん似たようなイメージで「塗装はここまでやっていい」というラインがいつもより少し先にある気がして、明るいところをもっと明るくしたり、塗り分けもざっくりと仕上げていくようにしたら、このフィギュアのスカートの中の脚のラインがしっかりと見えてきた。このまま気分に合わせてザクザクといってしまいたいところだけど、今日はネクタイが私のリード役。色合いを見ながらどの色をどれくらいの面積で配置すればいいのかをサーチして、塗り進める。

塗り進めていて面白かったのはフランソワーズのキャラクターが頭の中に構築されていった点だ。帽子は基本的に服と同系色だが明る目を選ぶ。鞄と靴の色は揃えるタイプ、口紅は明るい淡い色ではなく暗めの色が好き。などなど。自然と生まれ出たキャラクターの条件を当てはめるように塗っていくのがとても楽しい。
最終的には「鞄はMORABITOだな」と実在するブランドまで当てはめてしまった。フランソワーズは、その雰囲気の良さと1/24というスケールから車の脇に置くのにぴったりな女性。雰囲気を壊さないように、何色にするかをネクタイから選ぶのは面白かったです。
