

1/16スケール!? 戦車模型のメインスケールの1/35よりもかなりでかいのでは!? っていきなり尻込みしそうな数字ですよね。「大きい」「高価」「部品点数が多い」なんてちょっとネガティブな想像が頭を過ぎるかもしれません。

しかし!!! 今回私が出会った模型は1/16にも関わらず上記のイメージを払拭し、でかいスケールなのに我が家にも飾れる(家族の視線等……)楽しめるキットであります。それはタコム社製「Ⅰ号戦車」です。1/35スケールもリリースされていますが、元々が全長約4mとかなり小さい車両なのです。この車両でしたら1/16でも丁度良い大きさなので、置き場所や作製スペースにも困らないです!

さて、作製していると「大き小さい」というちょっと不思議な感覚に。車両自体はコンパクトなので1/16スケールという巨大なものを作っている感覚が薄れるのですが、斧やスコップなどの社外装備品のデカさに触れると「やっぱりこれは1/16スケールなんだ」と引き戻されます。


一つ一つの部品が非常に大きく新鮮! 形になって行くにつれ1/16の迫力が見えてきます。1/35で言えば、超重戦車「マウス」が出来上がる感覚になります。またでかい小物パーツにより、1/35スケールでは見えにくかった構造が分かりやすく、改めて「あ〜このディテールはこういう形をデフォルメしていたのか〜」と勉強になりました。

今回はタミヤ社製Ⅳ号F型と対比してみました。こうやってみると、1/16のⅣ号を想像したら怖いですね……。

今回は両者共にポーズがよく似たアニキフィギュアが付属されております。うーんアニキ同士でもこれだけの差があります。個人的な感想ですが、でかいフィギュアは過剰さがあまりなく自然な雰囲気で、1/35スケールのフィギュアは解像度や密度感を少し過剰にすることで小さいサイズでもフィギュアの存在感が出るように造形されているんだなと感じました。サイズが違う同じようなモチーフのフィギュアを見比べてみると、発見が多くて楽しいです。

もともとのサイズが小さい車両をこのように大きなスケールで味わうことで、いつも楽しんでいる1/35スケールのディテールがより明快になって新鮮な気持ちになりました。タコムは他にもルノーFTや九四式軽装甲車、ドイツ陸軍 ヴィーゼル A1 TOWなど小型な車両を1/16スケールというビックスケールでセレクトして発売しています。このI号戦車を組むと、もともと小さい車両がデカくなることで1/35スケールなどでは見えなかったディテールや、大きくなることでの迫力あるかっこよさなどを堪能できて、小さい車両たちへの見え方が評価が変わると思います。秋の夜長のプラモタイムにぜひタコムの1/16スケール戦車プラモを楽しんでください。
