

まずはあなたのスマホカメラに「望遠カメラ」は付いていますか。付いていませんか。付いている場合はラッキー、付いていない場合はひと手間かけましょう。モバイル版Lightroomを立ち上げたら右下にカメラのマークが入った青いボタンがあるので押してみると、カメラモードが立ち上がります。AUTO/プロフェッショナル/HDRという3つのモードが選べますが、白背景で撮影したい場合は「プロフェッショナル」を選択してください。
・モバイル版Lightroom(iOS用/App Store)
・モバイル版Lightroom(Android用/Google Play)
ここから説明する撮影の方法はライティングが適切にできていることが大前提です。未読の人は下の記事をまず読んで、背景紙、デスクライトひとつ、レフ板のご用意をしてから撮影編を読んでくださいね!

ここでプラモを大きく写そう!とカメラを近づけると、上の写真のようなことが起きます。ワイドなカメラは遠近感が強く出るので背景紙の奥のほうが小さくなって余計なところが見えてしまったり、被写体が歪んだりしますさらにピントが手前にしか合わなくて奥がボヤけた写真になってしまうのも見て取れます。

こういうときはカメラを望遠に切り替える(横倒しで撮っているなら、右側に「W=広角/T=望遠/UW=超広角」を選ぶボタンがあります)か、望遠レンズがない場合はそのままスマホをぐっと引きます。被写体がスッポリ背景紙の中に収まるところまで後ずさりしてみましょう。左右に余裕ができて、被写体の歪みもずいぶんと抑えられたはずです。

望遠レンズがある人は最初からこんな感じで撮影できると思いますが、ワイドなカメラしか装備していないスマホの人は画面をピンチアウトするとズームできます(上の写真では237%までズームしてますね)。これは写真の一部を切り取って擬似的にズームしているだけなので画質は落ちますが、ひとまずツイッターやブログで使うなら致命傷にはなりません。

次に、「背景紙が白だよ!」ということをカメラに教えます。これをすることで「撮った写真がなんか黄色い/なんか青い」という現象がなくなります。まずはカメラを固定したまま(クリップや簡易な三脚でOK)被写体を画面の外にどけて、「WB」をタップ。スポイトや雲や太陽のマークが出てくるので、スポイトのマークをタップ。

すると「ここが白ってことですかい?旦那?」と訊いてくるので、チェックマークをタップします。枠内に白くないものがあると「どこが白?」とカメラが悩んでしまうので注意してくださいね。

再び被写体を画面の真ん中に持ってきて、こんどは「ISO」のボタンをタップします。センサーの感度をいじることができるのですが、デフォルトでは「AUTO」になっているので最低の数値に設定しましょう。画質がもっとも良い状態で写真を撮ることができます(光量が足りない時に感度を上げるといった選択肢もあるにはあるのですが、パラメーターが増えて話がややこしくなるのでここでは触れないことにします)。

そして被写体の真ん中をギュッと長押し。するとピントが合って、「ここにピントが合ってますよ」という箇所が緑色に光ります。サイバーでカッコいい瞬間だぜ……。

そして全体の明るさを調整します。「Sec」というのがシャッターを開いてる時間です。数字が小さくなればなるほど暗く、大きくなればなるほど明るい写真になります。見た目だとどこが真っ白なのかがわからないので、左上のメニューボタンから「ハイライトのクリッピング表示」を呼び出してください。ゼブラ柄のところが「真っ白なゾーン」です。

スライダーを動かして被写体以外の大部分がゼブラ柄になると「白背景で撮れる状態」です。上の写真ではほとんど全体がゼブラ柄ですが、上半分が真っ白でも随分清潔感のある写真になります。もし被写体もゼブラ柄になっていたら、カメラの設定をいじるのではなく照明が被写体に直接当たらないよう調節してください(このへんは被写体の色やカタチによって結果が変わるので、試行錯誤するのが超大事!)。

スマホ+デスクライトの組み合わせで白い背景を本当に白で撮ろうとすると、絶対に手ブレします。スマホを三脚かクリップで固定して(nippper的にはヤザワのどっちもクリップが超絶推奨アイテムです)、セルフタイマーを5秒にセットします。いざ、撮影!


■まとめ
・なにはともあれ、プラモの写真は機材よりもライトの位置と背景紙の敷き方が超大事。スマホを替えてもライトを買い足しても、適切なセッティングに勝るものはなし!
・無料の「モバイル版Lightroom」をインストールしよう。普通のカメラアプリではできないコントロールも自在だ!
・被写体から離れよう。スマホに望遠レンズがあればそれで、広角レンズしかなければズームして撮影するのがGOOD。
・ホワイトバランスを正確に取ろう。せっかく塗ったプラモの色が青みがかっていたり赤みがかっていたりするともったいないもんね。
・感度は可能な限り最低値に固定しておこう。感度が上がると写真が荒れる。
・スマホ写真の明るさのはシャッタースピードで決まる。スライダーを動かして背景が白くなる数値を見極めよう!
・セルフタイマーを使おう。ブレた写真はなにをやっても救えない!
現場からは以上です。次回は「撮った写真の調整と保存」をお送りします。そんじゃまた。
