オール筆塗りで進撃中。戦車プラモにピリッとキマる、オレの「細部の塗り分けレシピ」はこれ。

▲エースはこいつですよマジで。黒すぎないのがいい。

 ワイルドな筆塗りでも細部がビシッと決まっているとそれなりに迫力が出るんじゃないかという「あんま料理しない男の考えた最後に好きな調味料突っ込むメソッド」みたいな感じでIII号戦車の仕上げにかかり始めたワタシ。フミテシによるオススメ塗料チートシートがありましたが、オレにはオレの好みがあるぜ、ということで人それぞれレシピがあるの楽しいよね。みんなもお好みのレシピがあったら教えてほしい。

 で、まず塗り分けがキマっているとイカすポイントその1はどう考えても転輪のゴム。リムとゴムが真円でキリッと塗り分けられているとそれだけで精密ポイントが追加されますね。そんな時に使っている塗料がこれ。ファレホカラーのパンツァーエース「Dark Rubber」です。いつ買ったか忘れましたが、しょっちゅう使ってるのに全く無くならないのが凄い。

▲タミヤのモデリングブラシPROIIの小でカキンと穂先を尖らせればフリーハンドでもすっげえ緻密に塗り分けられるよ!

 ファレホの306番、戦車や飛行機のタイヤを塗るときはもちろん、「なんとなく黒じゃなくて濃いグレーなんだよな〜」というときにサッと塗るとわりと雰囲気良く仕上がる。水で薄められるし筆も洗えるし楽ちんで、伸びもいいしガビガビのツヤ消しになるし最強の一本なのでめちゃくちゃ重宝するから常備しておくといいです。絵を描く人はよく言いますが、「真っ黒」って最終兵器ですからね。最後にもう少し暗くするのか明るくするのか調整できるという意味でも「ちょっとグレーがかってる」というのが良いんじゃないでしょうか。

 そして戦車の履帯(キャタピラだな)とか工具に塗ると最高な色はガンメタルじゃなくてダークアイアンが好み。これはフミテシと同じ結論。タミヤカラーのなかでは比較的新しい色なんですが、かなり人気で在庫薄なのが玉に瑕だね。見つけたらゲットしておくのを推奨。

 ほとんど黒に近いのですが、ひっそりとメタルな粒子が入っていてこれを下地にシルバーでドライブラシしたりホコリ色でウェザリング(汚し塗装)をするとグッと明るい鉄の雰囲気が出ます。工具、履帯、鉄砲なんかはコレで塗るといいんだよな〜。この塗料が出現する前に発売されたキットでは説明書に「鉄っぽいところはガンメタルを塗ろうね」って書いてあることがよくあると思いますが、ガンメタルがギラギラしすぎてなんだかな〜と思ってた人はダークアイアンに置き換えるとシックに仕上がるぜ。

 そして戦車あるあるな「木の塗り分け」はシタデルカラーのスティールリージョンドラブが好み。「木の茶色」もけっこうレンジが広くて、わりと白っぽいのからドシッと重たいのまでどんな色を塗るか悩みます。私は「わ、茶色い」というのが戦車模型のなかでも目を引くよな〜と思っているので、わりと赤み強く明度もちょっと抑えめが好き。水性だからはみ出してもコリコリして修正できるのがええね。調子に乗って木目をそれっぽく描き込んだりすると(リアルかどうかは置いといて)記号的に「木です!」と主張する感じになる。

 さあ、細部塗り分けが終わったのでデカールを貼ってGSIクレオスのウェザリングカラー「グランドブラウン」をザバッと全体にかけて拭き取り、ラストの仕上げの準備完了!そろそろ完成しちゃうのか? ラストまで見守ってくれよな!!

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からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。