港でよく見る「足をのせてポーズをキメたくなるアレ」を作って艦船模型に母港が爆誕!

 お世話になっております。nippper港湾局です。

 港の岸壁に並んでいて片足をのせてポーズをキメたくなるアレ、船を係留するための「係船柱」といい、船乗りや港湾関係者からは「ビット」や「ボラード」と呼ばれています。

 港になくてはならない重要で印象的な設備なので、艦船ジオラマや港のジオラマにも再現したいところですが、意外と手に入りやすい既製品がなかったりします。既製品がないので、自作してしまいましょう。

 用意するのは、ライターと丸いプラ棒です。

 プラ棒の先端に火を近づけ、炙ります。直接火を当てたり、近づけすぎると火がついたり焦げたりするので、プラ棒をくるくる回したり火の強さや距離を加減しながらじっくり炙ります。火事や火傷にはじゅうぶん気をつけて作業してください。

 するとやがてプラ棒の先端が溶けて柔らかくなってきて、キノコのような形になってきます。

 プラスチックが柔らかいうちに適当な平面に寝かしたプラ棒を起こすように押し付け、ムニッと90度曲げます。素早さと肚の据わり具合が重要です。

 うまく曲げることができれば先端が丸く膨らみ、グイッと曲がったあの特徴的な形に近づきます。これをヤスリなどを駆使して好みの形状になるまで削って整えれば完成です。コツを掴むまで試行錯誤は必要ですが、失敗しても先端を切り落としてプラ棒の長さの限り再チャレンジできます。慣れてコツを掴めば量産もできます。

 好みの色に塗って、岸壁に据え付ければ港が爆誕します。

 スケールに合わせてプラ棒の太さを選び、炙り加減を調整すれば色々なスケールの係船柱を作ることができます。

 多少オーバースケールかもしれませんが、1㎜程度のプラ棒を使えば1/700スケールの艦船模型にもマッチしてさらにかっこよく見えます。以前作ったフェンスを組み合わせたら、遠くから好きな船を眺めている気分になります。

 プラ棒とライターがあれば簡単に港に欠かせない係船柱が手に入り、お手元の艦船プラモデルに母港や寄港地が爆誕します。皆様のプラモデル港湾の整備促進とますますのご発展の参考にしていただけますと幸いでございます。

当然ながら、くれぐれも火を扱うときは火傷や火災に注意してください。また、港で実際に船が係留している係船柱にはものすごい力がかかっており、突然係船索が切れて弾かれたり係船索と係船柱に挟まれたりするとケガでは済まなくなることもありますので、近づいたりポーズを決めたりせず、安全第一で楽しみましょう!

以上、nippper港湾局でした。

C重油
C重油

1991年生まれ。山口県の小さな漁港出身。大きな港に就職し大きな船を見ているうちに船の模型が作りたくなり、フルスクラッチも始めた普通の会社員。