これは「髙荷義之氏の箱絵が最高!」という理由で買ったもの。内部の「ペガサスエンジン」(中二病に響く名称! 翼のある4本足=噴射口が4つあるというハリアーは、名前の通り天馬だったのね……)も再現されていたので「半分だけ塗装して、もう半分は無塗装カットモデルエンジンのみ塗装」にしようと進めてましたが、あまりに箱絵がカッコイイので髙荷調で塗ることにしました。
というわけで箱絵に忠実に、を心がけてハイライトやら影やらも描きこんでゆきます。
高荷氏のイラストを真似してみると、普段「きれいな塗面」を重視する方にこそ、ビャービャーと筆でタッチをつける楽しさを再認識いただけるのでは?(見本と同じように塗る「塗り絵」だと思えば普段より楽かも。)
なかなか一発で再現できないですが、気に入るまで重ね塗りすればなんとかなります。重ね塗りや筆ムラも気にしないで進めましょう、マーキングも手書きで(だってイラストも手書きなんだから)。多少ヨレても雰囲気が出ていれれば、つや消しクリアーコートが最後にカバーしてくれます。……むしろクリアーコートをかけたら見た目がちょっとおとなしくなったので、もっと荒いタッチでも良かったかもしんない。
作っていくと機体の大きさが箱絵に近いということもわかったので、箱を背景として飾れるようにしました。ステンレスのハンガーを切って曲げて、箱に入る重し(鉛のインゴットがピッタリサイズ)に差し込みます。ハンガーの先はU字に曲げて、機体に差し込んだだけでもくるくる回らないようにしています。箱絵に穴を開けるのはかなり躊躇しましたが、角度的に見えなくなってほしいのでこうなりました。
こうして自立する箱から飛び出すシーハリアーが完成するのでした。皆さんもお気に入りのプラモで「飛び出す箱絵」、いかがでしょうか?
あ、完成してから「1/48傑作機シリーズでプロペラがモーターで回って、箱絵の背景だけついてる」商品(プロペラアクションシリーズ)があったような気が、と思い出した…。あれもいいよね……。