戦場でも避けては通れない……/トイレのプラモデル from ウクライナ。

▲そうです。アレです。

 兵士といっても人間です。いや、反戦運動とかそういうんじゃなくてですね。人間である以上衣食住は必要なわけで、特に食なんかは大切でして、食べてないと戦えない。人間ですから。しかし食べたあとはどうするのか?それを解決するプラモデルがICMから届きました。お食事中の皆様申し訳ない。

▲これでもかというシンプルなパーツ配置のランナーが一枚。

 ICMといえばミリタリーモデラー的にはソフトスキン(軍用乗用車とかトラックとか)を中心に第一次世界大戦から現用まで幅広く取り扱うウクライナの模型メーカーであり、タミヤパッケージでも数アイテムラインナップされていたりします。

▲パーツのキレ云々といった感想は出てこないよね!いや、キレッキレなんですけど。

 さて。そんなICMの新製品として面白いアイテムが届いたのですよ。野戦トイレ。そう、トイレのプラモデルです。まあトイレといってもイベント会場などにズラリと鼻先並べて置いてある仮設トイレどころか板材を箱組しただけの極々シンプルなもの。だって野戦トイレですからね。前線が常に移動を続ける戦場ではすぐに設営出来て、要らなくなったら放置も出来るようなモノで十分なのです。

▲パーツを切り出して山積みすると組み立てる前の情景が完成します(しません)
▲切り出して接着して10分で完成するこの謎の存在感。

 恐らく令和の世の中ではこのカタチのトイレを使った(もしくは目にした)人はごくごく少ないとは思うんですよ、ゼロとは言わないまでも。それでも大多数の人は使ったことも見たこともないこの形状のものを「あ、トイレだ」って分かっちゃうぐらいの存在感です。いや、農機具入れておく小屋とか地下に降りる秘密の階段があるっていうシチュエーションも面白そうですが!

 実はこの野戦トイレのプラモデル、そこそこお高いんです。図面さえあればプラバンで作れちゃいそうな構造なのに!なのにICMが何故このプラモデルを作ったのか…いやあ、正直謎は残るんですが、最初に触れたように「用を足す」という行為は人間生きている限り必要なことでして、そういった兵士の人としての営みを垣間見る事が出来…いや俺は何を書いてるんだって気持ちになってきたぞ!だれかこの野戦トイレでステキなジオラマを作ってくれ!そしたらきっとニコニコしながらお酒を飲めると思うんだ……!

内藤あんも
内藤あんも

1977年生まれ。戦車道とスピットファイア道を行き来する模型戦士。生まれ育ちは美濃の国、今はナニワ帝国の片隅でプラモデルを作る日々でございます。