模型誌で「銃口を”開口する”」という記述を見たことがあるでしょうか?改めて読むとあまり聞き慣れない言い回しですが、模型製作でのニュアンスとしては「穴をあける」という意味です。で、その穴をあけるための道具が「ピンバイス」というモノになります。
ちなみにこのピンバイス、先端のドリルを交換することで、様々な大きさの穴を開けられますが、まずは小さいドリルで穴を開けてから、大きなドリルで開けると正確に位置取りができたり、対象に無理な力がかかりにくくなったりします。
ただ、そうは言ってもいちいちドリルを交換するのはめんどくさいモノ…加えて、これまで使っていたピンバイスは、丸いドリルを丸いジョイントで固定するので、よくドリルが滑って空転してしまう…ということでニッパーで掴んで直接回すといった荒業をやっていました。
なお、このピンバイスを買ったのは20年以上前…流石に切れ味がそろそろ限界に来ていた上に、ニッパーで回す関係上イマイチ精度が良くなく、途中で位置がずれる等が多発していたので、新しいのを買うことにしました。
……というわけで選んだのは、ウェーブ HGワンタッチピンバイスセット。
このピンバイスの良いところは、丸いドリルを丸いジョイントで締め付けるタイプではなく六角形の軸受けでガッチリホールドされる点。これで空転することはない!!
そしてワンタッチの名を冠すだけあって、ドリル刃の交換が早い。これまでは軸を変える度にジョイントも変更する必要があったが、こいつは挿し込むだけなので交換が簡単楽ちん!
というわけで、ピンバイスの紹介でした。この「穴をあける」という作業、冒頭でも紹介したようなちょっとしたディテールアップが簡単に行えるので、もしお持ちでないようでしたらまず買うべき!ちなみに今まで私が使っていたタイプのピンバイスは20年以上(あるいはもっと)前からあるロングセラー商品。新しいモノを買ったあともやはり手に馴染んでいるのでちょいちょい使っており、またドリルの固定方式自体も定番の方式ではあるので、シーンによって使い分けていく所存であります。
1981年生まれのプラモエンジョイ勢。本業はゲームとかつくる人。