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T-34祭り開催!『月刊モデルグラフィックス2020年11月号』で知る超定番戦車。

 月刊モデルグラフィックス最新号は、昨年公開されたロシア製映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』を題材に、巻頭特集にて傑作戦車T-34を大フィーチャー。映画見たことないから知らない〜なんて言わずにまあ読みましょう。

 まず仰天したのがメインとなる作例がタミヤ製のT-34/76というド定番もド定番、46年前のキットを実直に作るという内容だったこと。戦車の各部にどんな意味があって、どう作ればいいのか基本から知ることができます。

 必要な工具、最初に覚えるべき動作、塗装や迷彩、汚し塗装をポイントごとに説明。特にタミヤのT-34はもともとプラスチックの色が緑なので、ポイント塗装と汚しだけでもかなり楽しい仕上がりになるアイテムです。みなさんもこれを読みながらできそうなこと、やってみたいことをピックアップして試してみましょう。

▲AFVクラブのスケルトンなプラモで中身を知ることもできるぞ!
▲用意したほうがいいツール&マテリアルもぎゅぎゅっとまとめて紹介!

 ガンプラ作例はSEED系の連発で大迫力。PGパーフェクトストライクガンダムやRGフォースインパルスガンダム、HGインフィニットジャスティスガンダムとそれぞれ異なるグレードでどんな見た目の差が生まれているのかじっくり見るとおもろい!

▲PGは見開きでもすっごい密度

 各ジャンルの作例もさることながら、からぱた的に気になったのがこちら。

 モデルカステン製の陸上自衛隊迷彩色が発売されるんだとか〜。茶色と緑の陸上自衛隊色ですが、色のバランスや明るさは条件によってまちまちに見えます。GSIクレオスやタミヤからも専用色は発売されていますが、スケールエフェクト(小さい模型に塗ったときにいい感じに見えるかどうか)や空気遠近法(遠いものは色がスカスカに見える)によって変化する「イメージ」に合わせるための選択肢が増えるのは大歓迎。

 個人的には「長いこと再塗装されずに緑色が退色して得も言われぬビミョーな水色っぽくなってるやつ」の色がどうしても自力で再現できないので、あのへんの色があると装輪系のマシンの表現の幅がぐんと広がるなぁ、とか思ってます。誰か作ってくれないかな。それ用の塗料。

 ……ということでちょっと脱線しましたが、月刊モデルグラフィックス最新号、戦車模型作ってみたいな〜という人にも優しい内容になっていますので、初めてのガイドとしてよくまとまった巻頭特集をぜひぜひ参考書にしてくださいまし!そんじゃーね。

からぱたのプロフィール

からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。

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