プラモデル、暗くて不正確な照明で塗装してませんか?/LEDバーライト導入顛末記。

 塗装ブースってハコなんですよね。空気吸うハコ。いま私の作業部屋には12畳用の爆発的に明るいLEDシーリングライトを装着しているのですが(細かい作業するときは絶対に明るいほうがいいです。瞳孔が縮んで視力が擬似的に上がるので)、塗装ブースの中は暗い。ハコなので……。しかもプラモの塗装って色が命ですから、正しい色が塗れてるのか、表面のツヤがどうなっているのかをしっかり視認できないとヤバいですね。

 結論です。これを手に入れました。

▲コンパクトで軽くてUSB給電じゃなくて偉い。電源ケーブルと磁石用のブラケットが付いてるのも100点。

 塗装ブースの中に照明を仕込みたい。幅45cmの棒状の光源でLEDで(立ち上がりが速く省エネで球切れしない)可能であれば磁石でくっついて、速攻で手に入るもの。そして何よりも重要なのが演色性です。演色性っていうのは「色が正確に見えるかどうか」で、Ra値というので表わされます。一般的にRa70〜がとりあえず日常生活に問題ない光源で、Ra80を超えてくればまあまあ、Ra90を超えるとプロフェッショナルな現場(例えばデザインの仕事や美術作品の鑑賞など)にも使えるという目安になっています。

 そうそう、黄色い電球の下と緑がかった蛍光灯の下では色が違って見えますから、「昼光色」と書いてある昼間の太陽の色温度に近いのも条件ですね。あと2000円くらいで買えると財布に優しいね。

 で、これらの条件でググるんですが……全然まともな製品が出てこない。あとユーザーレビューもスマホで撮影した写真では何もわからん!色温度とか演色性を蔑ろにしてプラモを塗ると、いざ日の当たるリビングで見たときに「あれ、思ったより暗い/明るい」とか、「思ったより青い/黄色い」みたいなことが起きますので気をつけよう。写真撮るときもな!

▲ネロブースの中にペチッと装着したの図。フットスイッチでブースの電源と同時にon/offできるようにするといいよ。

 こちらの製品は公称Ra80で、簡易的に測定した色温度は5200K近辺。ヨドバシカメラでもAmazonでも手に入るし値段もGOODですね。こういうバーライトは塗装ブースに向いてますが、もちろん筆塗りするなら手元に電気スタンド用意して高演色球を装着するのが吉です。

 とにかく細かい作業のためにしっかりと照度を稼ぐのと、正しい色が見られるようにすることはプラモをビシッと作るのに大変重要な要素なので投資すべきポイント(しかもかなり優先度高め)だと思います。みなさん、プラモを長い趣味にするなら照明ですよ。これホント。

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からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。