

組み上げた瞬間、確信しました。「あれ、暗い!」と……。
肉眼で見た時はあれほど明るかったのに、手首や関節に塗ったグレーが予想より沈んで見える。なぜか? それは”面積効果”。「明るい色は大きな面積ではより明るく、小さい面積では暗く見える」という法則。つまり、関節のような小パーツに明るい色を使うときは、“思ってるよりだいぶ明るくしておくべき”だったのです。
さて、オレが塗っているのはデスティニーガンダムSpec II。そのC1とC2ランナー、つまり武器や関節が集まる「メカ色」のパーツたち。設定通りの色分けがされているから、そのままでもじゅうぶん。でも、全塗装するからには自分なりの味付けを加えたくなるというもの。ちなみに塗装指示では「グレー85%+ブラック15%」という混色が記載されており、暗めのニュートラルなグレーを狙っています。

ゼウスシルエットのレールガンを塗ったときの成功体験から、本体の関節部も色気のある“ウォームグレー系”でまとめることにします。ただし、レールガンとまったく同じ色を使うとゼウスシルエットの「追加装備感(異物感)」が薄れてしまう。なので、自作でニュアンスを変えたグレーを調合します。
使ったのは、NAZCAのウォームライトグレー。これは「白!」って言われたら「通ってヨシ!」って言いたくなるほど明るい色です。そしてこれにMr.カラー#22(ダークグレー)を混ぜると、明るい茶色になります。こっちをベースに新たな“関節用グレー”を作成!

……の、はずが。あまりに明るくなりすぎた気がして不安になり、ゼウスシルエットのレールガンを塗るために調色してあったやや暗めのウォームグレーを少し混ぜて明るさを“調整”してしまいました。で、いざ塗ってみたら……暗い。最初に「これじゃ明るすぎる!」と思ってたあの色こそ、むしろ正解だったんですね。

大きな武装のウォームグレーは狙い通りになりましたが、関節は思い切りが少し足りず少々狙いよりも地味な仕上がりに。みなさん、メカ色にウォームグレーやクールグレーを配置したいときは、限界まで明るくしても大丈夫です。「ここまで明るくて大丈夫!?」と不安になるくらいの色を作って塗りましょう。そんじゃまた。