
量産メカといえば「グリーン」が定番。ザクやスコープドッグといった代表的な機体にもよく使われています。そんな量産メカにぴったりな4種類の緑色をひとつにまとめた、ラッカー塗料のスペシャルセットが「カラーモジュレーションセット ロシアングリーン」です。

このセットがあれば、調色の手間なく、単色塗装からグラデーションまで自由自在!迷わず理想の“緑”を手に入れることができます。
今回はこのカラーセットを使って、HGスコープドッグを混色なしで筆塗りしました。その制作過程を通じて、この塗料の魅力をぜひ感じてみてください。少し長めの記事になりますが、気軽に読んでいただければ嬉しいです。

まず「ロシアングリーン」という色は緑の中でも素晴らしくかっこいい色です。一般的には黄緑色と言われているミリタリーカラーで、オリーブドラブよりも鮮やかさがありながらも深みもあるのが特徴。この鮮やかさがロボットの塗装とも相性がよく、ミリタリーな雰囲気を纏わせながらキャラクター性も失いません。
カラーモジュレーションセットは、日本を代表する戦車モデラーの吉岡和哉氏が監修した塗料セット。グラデーション塗装のひとつである「カラーモジュレーション」という技法を混色無しでも楽しめるように、暗めから明るめに調色された4色のロシアングリーンがセットされています。カラーモジュレーションを知りたい人は下のリンクを読んでね。


今回は下地にマホガニーサーフェイサーを筆塗りしてからスタート。マホガニーを塗ることで、上塗りした塗料により重厚感が出ます。またサーフェイサーを塗っておくことで、上塗りした塗料の食いつきも良くなり、塗る回数も少なくて済みます。まずは一番暗い「RGシャドー」。その名の通り、戦車の奥まった部分や影になる部分を塗るのに適した色です。

全体に塗ってみると、かなり暗めのロシアングリーンなのがわかります。オリーブグリーンに近い印象ですね。オリーブドラブよりは若干明るい印象です。


次にスコープドッグの明るい緑として、カラーモジュレーションセットの「RGハイライト2」を使用します。本セットの中で最も明るいグリーンで、『機動戦士ガンダム』に登場したザクの明るい緑にも近いですね。量産メカに指定される「明るいグリーン」を表現する時にとっても便利な色です。

ひと塗りで見事にスコープドッグの明るいグリーンに! これを調色して作るのって結構大変。今ではスコープドッグの専用塗料もありますが、その雰囲気にかなり近いグリーンがこのセットには入っているのです。

次は「RG CM ベース」というからモジュレーションセットの「基本色」として使用されるロシアングリーン。この色を基準に暗くしたのが「RGシャドー」。明るくしたのが「RG ハイライト1」、「RGハイライト2」というわけです。


鮮やかで深みのあるグリーン。これをRGシャドーの上から塗ると、下地の暗いグリーンが透けてナイスなグラデーション効果が生まれます。

「RG CMベース」を塗り終えた状態。混色無しで塗っても良いグラデーションになっているのがわかると思います。基本の緑が明るくなってくることで、ハイライト2の色とも馴染んできました。


濃いめの緑の仕上げとして「ハイライト1」を最後に上塗りします。これを塗ると、グラデーション効果がさらに際立ちます。


混色無しで見事グリーンのグラデーション塗装が完了しました! カラーモジュレーションは、近似色をうまく活用し明暗差をくっきりさせて、物の立体感を強調する塗り方。そのために開発された塗料なので、近似色のバランスが見事に取れています。だからこそ、通常のグラデーション塗装にも筆塗りのタッチにも混色無しで活用できます。日本を代表する戦車モデラーが生み出した至高のロシアングリーンで、あなたの量産メカもカッコ良くなること間違い無し。ぜひ今すぐゲットしてくださいね! それでは〜。