つかの間の休息。懐から犬。組むだけで情景が生まれるフィギュアセット!

▲後ろから手札を覗いてる兵がニクい

 1/35ミリタリー模型というのはフィギュアを抜きには語れないのが事実。もちろん戦車単品で作るのも楽しいですが、50㎜前後の兵隊さんを合わせることで、その模型のサイズ感やストーリーを演出できるわけです。そんな前振りで紹介するのはマスターボックスの1/35フィギュアシリーズ。マスターボックスは以前1/24のナイスガイフィギュアを紹介しましたが、元々は1/35のフィギュアで有名なメーカーでもあります。

▲裏面に説明書とパーツ図が。ランナーもキレイに一枚にまとまってます。

 今回は「German Tankman, WWII”Die SKATSPIELER”」。「トランプをするドイツ戦車兵」というところでしょうか。マスターボックスはフィギュアセットのシチュエーション選択が面白いんですよマジで。純粋な戦闘シーンのセットも多くありますが、負傷兵を運んでたりとか乳しぼりしてる兵士とか避難民の馬車とか、果ては水浴びをする女性を覗く独米兵士なんていうセットも……! リストを見てるだけでワクワクしてきます。

▲ディテールは手造形の原型を上手に金型に起こしてる感じ。いい味出してる。
▲このね!ジェリカンの上のトランプがね!

 他のメーカーとはまた違う、この「原型師のタッチがはっきりわかるディテール」が気持ちいいんですよ。これは1/24スケールでも感じたなーそういえば。

▲イッヌがいます。

 パッケージは後ろ姿だった兵士の胸元には犬が……なんというか、こういうところだぞ! 嬉しくてお酒が進みます! マスターボックスはこういう遊びもちょいちょい挟んでくるのが楽しいところ。

 このパッケージの中だけで休憩中にトランプで楽しむ兵士たちのリラックスした姿が生まれるわけですよ……。この人たちは戦車兵なので後ろにドイツ軍の戦車をポンって置くだけで休憩中の情景が完成します。まあ、ひとつだけ言うならば、トランプの柄は自力でなんとかしなきゃいけないんですけどね! 1/35フィギュアセットには「ドイツ軍戦車兵」という縛りでも休憩中のモノが3つほどあるので組み合わせても面白いかもです。フィギュアメーカーだからこそ出来る楽しみ方ですねコレは!

 いやしかしなんというか後ろから手札を覗き込む兵士がなんともいえない味が出ておりますなあ……! ほんではまた!

内藤あんも
内藤あんも

1977年生まれ。戦車道とスピットファイア道を行き来する模型戦士。生まれ育ちは美濃の国、今はナニワ帝国の片隅でプラモデルを作る日々でございます。