ブツ撮りの味方!大面積なのに40mmの厚さで格納できる最強のプラモ用撮影台を作る。

 私はいま、3週間をかけて自宅の引っ越しをしています。10年以上使ってくたびれ気味な家具家電の買い替えがあり、リフォームがあり、大量のプラモと本の移動があり、そして生活の移動があるのでもはやパズルのようなスケジューリングなのですが、なにより大事なのはプラモを作り、撮影する環境なんだぜ……。

 そしてこの「イチからプラモ環境を構築する」というのは人生に何度もないことなので、いままで考えていたいろいろなアイディアを全部ブチ込むぞという意気込みがあり、それをみなさんにシェアすることでイケてるプラモライフをみんなで送っていこうという気持ちなのです。

 さて、プラモの撮影台です。ハッキリいいますね。みなさんが撮影に使っている台、狭すぎです。

 まず幅。幅は最低でも撮影したいプラモの3倍は欲しいです。そして奥行き。これは長ければ長いほどいいです。これは控えめに言っておりまして、無限に広がる平面が望ましい。しかしそんなもんはない。ヤフオクに出品する小物を撮影するぞみたいなときは上からフカンで撮影するので正直ちょっと狭い撮影台でもどうにかなるのですが、プラモは正面から撮影する(視線が低い)ことが多いので背景紙が見切れがち(背景紙と壁の境目が見えて格好が悪い)です。背景紙の寸法が最低でも幅60cm、ノーマルなのが幅90cm(人物撮るならその3倍〜4倍くらい)というのは「それくらいないと背景として機能しないんですよ」という意味。

 私がいま使っているのは幅70cmです。よってまずホームセンターに行き、90cm四方の合板を70cm四方の正方形に切ってもらいました。奥行きはもっとあってもいいけどそのへんは撮影に使えそうなスペースと相談してください。厚みは12mmあれば照明類をクリップで挟むときなどに便利ですし、板もたわまなくて良い。

 そしてこのベニヤを支持するのがペケ台です。

▲2枚のベニヤが加工されており、これを組み合わせます。
▲エックス!感じてみろ……。

 このペケ台、最近はDIYをやる人が上にベニヤをバーンと置いて作業台にしたり、そのへんでピクニックとかするときに持って行けばテーブルをサクッと組み立てられることからわりと市民権を得つつあるようです(いわゆるドボク的なコーナーではなく、ファミリー向けのコーナーで発見されることもある)。

 まあ正尺(900*1800mm)のベニヤ板を買ってきてビャーっと加工すれば自分でも出来そうなもんですが、加工技術がない人はわりとお安く手に入りますので買っちゃいましょう。机を撮影台にしてもいいんだけど机は簡単にバラすことができない。折り畳みの机で70cm四方以上の大きさとかを探すのは結構大変。なにより机を買うよりは絶対に安い。

▲市販の机は天板の厚みがすごかったり梁が入ってたりしてフチにライトやクリップを装着しづらいのが多い。ベニヤならその心配はなし!

 このペケ台を組んでから上にベニヤを乗せれば撮影台の完成。ここに好きな紙を置いてプラモを置いて撮影すればオッケーだし、使わないときはパッと分解すればただのベニヤ3枚に戻りますから、12mm✕3で36mm。家のちょっとした隙間にスッと置いておけば生活空間を圧迫することもありません。嬉しい……。あとペケ台持ってベランダで晩酌、川べりでチューハイなど、とにかく使い勝手がよろしい。酒を飲むしかやることがないのか!?

 ベニヤそのままだと質感がアレ、という場合はウレタンニスでも塗っておきましょう。ド渋いウォルナット系の色だとヴィンテージな雰囲気が出て楽しいかもしれませんぞ……。

 プラモの撮影台を作りたいけどそんな机置いとく場所ありません〜というアナタ、40mm厚に収納できたらどうですか。撮影するときにバッと展開すればOK。工具もなしに10秒でセット完了です。しかもプラモの撮影以外にも使いまくれるので最高。「おいおい、背景紙はどうやって支持するんだよ……」と思ったでしょ?それは最高のブツを発見しましたので、届いたらまたお伝えします。まずはペケ台とジャストサイズなベニヤ。これで撮影スペースを神出鬼没の変幻自在にすところからスタートしてみませんか。そんじゃまた。

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からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。