マスターボックスのオリジナリティ炸裂!ポストアポカリプスな「イケオジスナイパー」のプラモ。


▲マスターボックスはボックスアートがマジでかっこいいんですよ。マジで(繰り返し)

 群像フィギュアセットを多く展開してるウクライナのフィギュアメーカー、マスターボックス。ミリタリーモノだと第一次世界大戦から今でも続くアフリカでの内戦のセットなど幅広いジャンルを手掛け、同社オリジナルのSFフィギュアシリーズやファンタジーフィギュアシリーズ、以前も取り上げた1/24のカーモデルに添えられるフィギュアなど、本当に多岐に渡るジャンルで展開しています。

 そんな中から今回選んでみたのはDesert Battle Seriesの「オールドリーダー・ヴァデム-長距離襲撃No.1」です。えーっと、イメージ的には荒廃した近未来の地球を逞しく生き抜く人々……みたいな感じ!? まるで映画やゲームのキャラクターのように唐突に始まるマスターボックスオリジナル設定のフィギュアシリーズは設定があるようで好きに解釈も出来る不思議なシリーズ。

▲箱の中から飛び出す一枚のランナー。

 さっき群像フィギュアセットが~みたいな話はしましたが、このフィギュアは1体のみ。1/35のプラモデルのフィギュアが1体のみ。いやもう分かってたのに箱を開けるまで「じつは1/24スケールじゃないのか」とか「ベースまで付いてるんじゃないのか」とか、色々勘ぐっちゃってたんですが……。そんなコトはねえぞという話で1/35サイズの1体分のフィギュアのランナーが飛び出してきました。

▲彫刻は表情豊かでランナーから眺めているだけでも楽しいぞ。

 マスターボックスは原型師の個性が全面に出てるフィギュアが特徴。今回のシリーズも同様で、ヘラを動かして作られたシワの造形がなんとなくボンヤリと見えてきます。なんか気持ちいい。

▲組み上げた時の佇まいとか最高。

 パーツの合いは悪くないですが、いちおう仮組みとすり合わせを気を付けながら組んでいきます。フードを被りスナイパーライフルを小脇に抱えて遠くを眺めるその姿は非常に印象的な造形。凛々しい立ち方というより、重心をちょっとズラした感じで雰囲気がよい。立ちポーズ1体でこの佇まいはタダ者じゃねえなって空気が感じられます。

▲オマケなのかな?

 そういえばパッケージ裏の説明書には特に記載はないんですがロープをくくった束とカバン?的なパーツが付属。バックパックに追加して背負わせても良し。そういえばボックスアートには肩にネズミがいたんじゃなかったっけ……。

▲そうそうコレコレ。

 こういうちょっとしたニクい演出がいいよねー!文明も崩壊してるんだからネズミとも仲良くしなきゃね!とマスターボックスの中の人たちの世界観を感じながらランナーからパーツを探します。

 ……ない。

 いません!鼠はいません!チクショウ、マスターボックスのいつものやつか!ここのメーカーはボックスアートが超絶カッコイイ代わりに、キットと比べると若干の差異があったりするんですよね……。ポーズの違いとか服装の違いとか……。まあこういうのもメーカーの個性という事でお酒のアテになったりするのだ。毎回楽しませてくれますマスターボックス!ありがとう!

内藤あんも
内藤あんも

1977年生まれ。戦車道とスピットファイア道を行き来する模型戦士。生まれ育ちは美濃の国、今はナニワ帝国の片隅でプラモデルを作る日々でございます。