日本橋三越の「MITSUKOSHI SAUNA CLUB」に行ったらプラモデルが作りたくなった話。

 世間では百貨店の勢いが落ちているということをずっと言われていますが、よく考えたら私が百貨店に足を運ぶようになってからずっとそんな話ばかり。でも百貨店って元気です。日本橋三越で数年前に本館一階にあるRPGのラスボスみたいな天女像の前をまるまる日本庭園にしていたときは度肝を抜かれましたが、そういう格式のある凄さとは違う切り口で3月にサウナのイベントが催されていました。

 7階の催事フロアに突如現れるテント式のサウナに目をひかれましたが後で調べてみると、そのそばにあったいわゆるサウナを再現したスペースはフィンランド大使館から借りてきたものということでやっぱりやることの規模がデカい。百貨店、やることのスケールがちょっと他とは違います。

 その日は一通りサウナグッズを見て回りましたが、プラモデル好きにはたまらないプラ製の、サウナボーイキーホルダーを買いました。こんな、若者っぽいものもサラッと売ってる品揃えの幅の広さも好きです。

 いろんな色があったのですが、クリーミーな水色のものをチョイス。家に帰ってまじまじと眺めていたら買ってみたはものの、長い間そのままにしておいたHellerの1/72のSAAB J-21の成形色と似ている。スウェーデンが世に出した不思議なシェイプの優秀な飛行機、なんだかもったいなくて作っていませんでしたがサウナが盛んなのは北欧だったな、ということでこれをきっかけに作り始めました。

 スウェーデンの不思議な形をフランスのメーカーが目をつけてプラモデルにするというロマンのあるこのプラモデル、作ってみると難しそうな形状がしっかりと組み上がるのでとても感動。もっと早く作ればよかった……なんて少し反省したりもしましたが、これはこれでサウナボーイキーホルダーとの出会いがあってこその完成といったところでなんだか特別な思い入れのある一機になったなと嬉しく思ったりもしています。

 プラモデル、作るときはついつい「キットとモチーフとなった実物と自分」という閉じた世界に潜り込む遊びになってしまうことがありますが、こんな風に「外で体験した出来事が楽しかったから作った」なんていう捉え方もなかなか楽しいです。

 スケールのデカいイベントを毎回毎回やってくれる日本橋三越に止まらず「なんか楽しいことやってる場所」へ足を運んで、その楽しいをプラモに注入する。なんて遊び方もかなりアリな気がします。

クリスチ
クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。