最新記事やプラモデル情報を毎日お届け!
follow on Xをフォロー!

【レビュー】GODZ ORDERってなんだろう/解説冊子が火をつける、メグミ・アスモデウスというプラモデル

 「作る前に解説冊子を読んだほうがいいです!」と思わず言いたくなるくらいに設定がしっかりと書かれている。そういう説得が面白くて、作るのが楽しくなっていった部分がある。
 実在する車や、すでにテレビの中で動いているキャラクターを作るのとはまるで違う興奮があるというか。あれらは放っておいても勝手に走るし物語を紡いでいて、僕らの頭の中に正解として居座っている。GODZ ORDERには、それがない。だから面白い。

マックスファクトリー(Max Factory)
¥6,000 (2026/04/16 23:37時点 | Amazon調べ)

 誰も知らない未知の世界が箱の中にパンパンに詰まっている。蓋を開けてリーフレットをめくれば、世界観もそうだし、キャラクターの現在に至るまでの話やそのときどきの姿も描かれている。それをひと通り読んで、ひと息ついてパーツを見るとさっきまでとランナーが違って見える。姿の変身、武器の変形といったプレイバリューとして盛り込まれた大量のパーツを「よし、作るか!」という気持ちになるのだ。
 腕や脚はごそっと別パーツに差し替え、頭もキーとなるパーツ以外はまるっと差し替えといった形で別形態を作ることになる。なので制服姿と合わせると賞味2体分作ることになる。大変だなと思う一方で、作ってしまえば差し替えるだけだから「変身」は簡単で潔い。

 作り始めからずっと僕の心を掴んで離さなかったのは脚の組み立て。 膝の外側に生える翼。デザインとして面白いのはもちろんだけど、パーツとして眺めているだけで、もう躍動感が溢れ出している。実際に組んでみれば、重層的に重なる羽の出来の良さはもちろん、背中から生えるよりも存在感があるように感じた。あと、ポーズも決めやすい。

 「なんで膝の意匠がフクロウなんだ?」なんて疑問も、冊子を読めば「なるほど!」と感心する答えが待っていて、メグミのことが好きになる。それに、金色のシールを綿棒やつまようじを使って、凹凸に添わせると急にリッチさが増してくのが楽しい。

 バイキングのような兜、無骨な円盾。デザインの配慮が隅々まで行き届いたこのキットを冊子に記された設定やデザイン秘話という説得力を握りながら一気に形にする。 そこには、知っているものをなぞるのとは違う、未知の世界を自分で切り拓いていくような、痺れるような楽しさが詰まっていた。バシッと持ったデカい斧もかっこいい。

マックスファクトリー(Max Factory)
¥6,000 (2026/04/16 23:37時点 | Amazon調べ)
マックスファクトリー(Max Factory)
¥7,920 (2026/04/16 23:38時点 | Amazon調べ)
マックスファクトリー(Max Factory)
¥7,040 (2026/04/16 23:38時点 | Amazon調べ)
クリスチのプロフィール

クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。

関連記事