模型店で魅せられた「黒い二等辺三角形」の話。

 ひょんなことからステルス戦闘機に興味がわいたので、模型店にプラモデルを見に行きました。
お目当てのキットはこれです。

 タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション No.03 アメリカ空軍 ロッキード F-117A ステルス プラモデル 60703

 パーツを見るとその飛行機のざっくりとした大きさを体感できるのは、プラモデルのいいところだと思います。なので、店頭でプラモデルの箱が開けられるのはとても嬉しい。プラモデルを見る楽しみが増します。

 さて、目当てのキットの箱を開けて、私は思わず笑ってしまいました。

 箱を開けると、どどん、と巨大な黒い二等辺三角形が鎮座しているのが目に飛び込んできます。箱の面積の約半分を占める二等辺三角形は、この飛行機の胴体と主翼なのです。

てっきり、左右に分かれた胴体と、主翼の下部、左右の主翼上部……という飛行機のプラモデルの定番のパーツ構成かと思っていました。
ところが、主翼も胴体も1パーツになっていて、上下の三角形を貼り合わせるだけで形になっちゃうのが、一目でわかる。って言うか、もう箱の中ですでに形になってる!
あまりに豪快なパーツ割りに笑ってしまったのでした。面白すぎて一目惚れです。気付いたときには、レジで会計を済ませていました。

機体を構成する上下の三角形のパーツを並べると、まるで魚の開きのようです。ステルス機の開き。
下側のパーツの中央には四角いウェポンベイや、底辺には櫛状に並んだ特徴的なエンジンノズルがありますが、すべて一体化されていますので、組む必要がありません。
この機体上下のパーツに、二枚の尾翼、キャノピーの5パーツを載せるだけで、F-117の機体形状が見られるところまで来ます。早っ!

実はこの画像、その5パーツを載せただけで、接着していません。それでもF-117の特異な形状がしっかりと形になっています。最速でこの飛行機の形を楽しめるんですね。

すぐに組み上がるということは、組み立てにかかる時間を他に回せるということでもあります。塗装やディテールアップにじっくり取り組んだり、他のキットを組み始めてもいいですね。FA-117はハセガワやレベルからも1/72のキットが出ていますので、作り比べてみるのも面白そうです。
今回、私はF-117の形状が知りたかったので、形が見えた時点ですごく満足しました。飛行姿勢で飾れるくらいにサクッと組んだら、次のキットに手をつけるつもりです。F-117と並べたい飛行機があるんですよ。

ところで、私はこのキットのランナー状態がとても気に入ったので、後日一個買い足しました。ランナー観賞用として積んでおき、キットの箱を開けては笑って癒されています。作っても楽しいけれど、ランナーを見るだけでも楽しい。それもプラモデルの楽しみ方の一つなのだとこのキットは教えてくれました。皆さんも是非一度、タミヤのF-117の箱を開けてみてください。

トミすけ
トミすけ

アラフィフ紳士。本業は会社員の週末モデラー。キャラクターモデルを中心に、気に入ったプラモデルを買ってきてはマイペースで作っています。早く作れるようになりたくて、日々精進中。