花金だ!仕事帰りに買うプラモ。/「北アフリカ」へ2時間だけのバカンス。

 タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュアシリーズ(以下1/48MM)は「キューベルワーゲン」から開幕しました! 1/48スケールの飛行機模型と組み合わせて情景も作りやすく、エアモデルとAFVモデル(戦車模型などを指すアーマードファイティングビークルの略)をつなげる存在として世に放たれました。実車も陸軍、空軍関係なく広く使用されたものなので、プラモも様々な組み合わせを楽しむことができます。

 そのキューベルワーゲンのバリエーションとして1/48MMシリーズ第3弾にラインナップされたのが、今回ご紹介する「キューベルワーゲン アフリカ仕様」です。とっても組みやすいので、 週末に北アフリカへの2時間だけのバカンスに行けます。

▲現在は黒を基調とした箱になっている1/48MMですが、このキューベルワーゲン アフリカ仕様は砂漠を思わせる色。イラストも最高にかっこいいです

 パッケージのイラストがすごく素敵で、これだけでも手に取りたくなります。そして後ろには北アフリカで活躍した「メッサーシュミット Bf109 E-4/7 TROP」をさりげなくアピール。タミヤからこのメッサーのプラモが発売されているので一緒に並べると楽しいぞ〜とパッケージイラストも語りかけてきます。

▲箱の側面には同スケールでのサイズ比較が。AFVとエアモデルを同スケールで並べると、戦闘機ってやはり大きな兵器なんだと体感することができます
▲箱の裏面にカラー印刷でカラーレシピが載っています! 色名が分からなかったり、指定色が手元になくても、これっぽい色で塗ればいいんだなと直感で分かるのでカラー印刷って素敵
▲箱を開けるとランナー同士が軸と穴でくっついています。これでランナーがばらけることなく、箱の中で綺麗に収納されています
▲本体ランナーは2枚。これにクリアーの窓パーツが付属します
▲なにやらかっこいいマークが3つも入ります

 このキットは1/48MMのもうひとつ狙いである「飛行機模型との組み合わせ」が色濃く出ています。それが分かるのがこのドイツ空軍のマーキングたちです。12番が「第27戦闘航空団 第I飛行隊」、13番が「ラムケ降下旅団」、14番が「第27戦闘航空団 第II飛行隊」です。

▲箱の脇にも解説が入ります。どれもかっこいいので3つ買って全部作っちゃうのもあり!
▲パッケージの脇には、切り取って使える標識も印刷されています。箱の紙質も良いので、切り取るだけでピシッと角が立った標識が完成します
▲The アフリカ仕様とも言えるのがこの「バルーンタイヤ」。1942年頃から砂漠での走行性を高めるために装備された幅広のタイヤです
▲アフリカの過酷な環境を過ごすための熱帯服を身に纏ったフィギュアがセットされます
▲幌の布感もステキなシワで表現。かっこいいパーツです
▲たった5パーツでこのようなメカ感を体感できます
▲フィギュアは2体。どちらも秀逸な完成度
▲ドライバーはドアと腕がすっとフィットします。キューベルワーゲンと一体化! この瞬間がとても気持ちが良いです
▲スタイルも抜群。スタイリングも超決まっている空軍士官。熱帯用のシャツにハーフパンツ、アンクルブーツ姿できゅっと手袋をはめる動作が封じ込められたこのフィギュアの雰囲気はぜひとも手にとって味わって欲しいです
▲全長約79mmに北アフリカが凝縮されています
▲空軍士官を脇に置けば北アフリカ劇場開演です
▲砂漠へ行く準備は整ったか?

 戦車とは一味違った魅力があるのがソフトスキンと括られるこのような軍用車両。兵員輸送車やトラックなどがありますが、このキューベルワーゲンには形状がシンプルなのになんだか花があるんですよね。それはきっと人や飛行機と絡めることで抜群の存在感を放つからだと思います。戦車以外はなんだかな〜っと思っている人には、ぜひキューベルワーゲンからソフトスキンにチャレンジしてみて欲しいです。実車も50,000輌以上生産され、陸軍・空軍両方で広く使用されたので、他の模型とも組み合わせやすいです。

 キューベルワーゲンは人が脇に立つだけでも、小さな模型の中にとっても凝縮された世界を創出してくれるステキな車です。

<a href="/author/fumiteshi/">フミテシ</a>
フミテシ

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。