祝、完結!『シン・エヴァ』観たら作りたい、アイオワ級3番艦のプラモデル

 観ましたか。観ましょう。そしてめちゃめちゃに「プラモ作りたい!」という気持ちになりましょう。すごくプラモを作りたくなる映画でびっくりしました。『これまでのヱヴァンゲリヲン新劇場版』+『シン・エヴァンゲリオン劇場版 冒頭12分10秒10コマ』はAmazon Primeで観られますので、ここではみなさんがそれを履修済みである前提でやっていきます。

 さて、アイオワ級です。一も二もなくアイオワ級を作らないと気が済まない。可能であればサクサクと組めて、フルハルモデル(船底まで再現されているモデルのこと。模型屋さんにある艦船模型の殆どが、喫水線から下がスパッと切れている「ウォーターラインモデル」です)であることが望ましい。そんな都合のいいものがあるのか?と思いながら模型屋さんの棚を見ると、ありました。

 ざっくり色分けしてあって船底も再現されてて1/700なので全長38cmくらいあって凄いです。まず商品名に「凄!」って書いてありますからね。凄いんですよ。アイオワ級は4隻しか完成しませんでしたが、劇中ではアイオワ級に見えるフネが8隻も出てくるし、なんか近代的な装備がごちゃごちゃくっついてて二次大戦中の戦艦を組むと違う〜とか言ってると永久にエヴァンゲリオンが完結しないので、とにかく「うわー、ミズーリ組みたい!」→「組もう!」のコンボが超大事。

▲ズドーン!もう船体は完成してるな!
▲その他のパーツたち。4色のランナーで、一応スナップフィットになっています。
▲この模型の工程の殆どが、機銃と救命ボートをくっつける作業です。忍耐!
▲バキバキディテールうれしいぜ。
▲スクリューのまわりのワクのカタチがカッコいい!
▲アンカーチェーンもビキビキです。

 このプラモ、一応「接着剤不要」って書いてあるんですが、全体的に組み付けが硬めだったりユルユルだったりとあまり安定していません(ちなみにキットのパーツは2016年に金型が作られた韓国のアカデミー社製です)。小さいパーツも結構あるので、ピンセットで摘んでグギギ……と力を加えるとピーンと飛んでってしまうので、取り付ける場所にちょっとだけ流し込み接着剤を塗るとスルリとパーツが取り付けられ、完成後もパラパラと取れたりしないので最高です。というかちゃんとスナップフィットの硬さが調整できていないプラモは「ぶっちゃけ接着剤を使ったほうが楽やで」って書いておいてほしいなぁと常々思いますね。

 喫水線にある黒いラインはタミヤのペイントマーカーの黒を目見当でダーッと走らせておしまい。マスキングして塗装して……とやっている暇はないのじゃ。「ミズーリに見えること」が大事だからね。

▲艦橋周りの密度がグイグイ上がっていって……。
▲発進!

 ……というわけで、週末でぺろんと形になるミズーリが組み上がりました。全体的に組み付けの硬さに悩まされるモデルですが、接着剤を駆使すれば問題なし。適度な色分けと精密な金型加工で作られたディテールがギュンギュン集合していって、アメリカの戦艦らしいマッスルなシルエットが出来上がっていく過程はめっちゃ楽しい。なにより「俺、エヴァンゲリオンのプロップ(撮影用小道具)を作っている!」という気持ちになれるプラモがこうやって手に入るのは最高ですじゃ。みなさんもまずミズーリを組むべき。ちなみに大きくて近代的な装備(1990年代の姿)のミズーリはタミヤの1/350モデルもあるよ。レッツトライ!

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からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。