『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』放映決定おめでたすぎる!超かっこいい鉄道が走って変形してロボになって敵と戦い、真っ直ぐすぎる主人公と親子の信頼関係に毎回バカみたいに泣いていたあの日々が戻ってくると思うと、いまから涙腺のトレーニングが必要になりそうです。大変だ。そして続編発表とほぼ同タイミングでお店に並んだピッチピチの新製品がこちらです。
変形合体ロボのプラモを精力的に拡充しているグッスマのMODEROIDブランドから発売されたE5 はやぶさのバリエーションキット。シンカリオンは変形ギミックがあまりにも複雑かつファンタジーなので、新幹線形態とロボ形態の両立はかなり難しい。MODEROIDでは「ロボ形態にこだわったプラモ」としてかっこよく立体化されているのがまず偉いんですよね。しかもすでに11アイテムが製品化済みという驚異的なラインナップでシンカリオン好きのオトナを魅了しています。
ランナーは4色、部分塗装済みなので組み立てるだけでもイメージ通りになるよ!というのはロボットプラモの大きなトレンドに合致していて、組んで「かっこいー!」と眺めるところまでは絶対に誰でもできるので安心安全。こまかな色分けを再現するためのシールが「前から見えるところ」と「後ろからじゃないと見えないところ」で区分けされており、ユーザーのやる気レベルによって完成までの労力を自分で設定できるという仕様がすっごく好きです。
だけど……単にパーツを切ってハメ込むだけなら誰でもできるぜ……オレの、オレだけのプラモにしたい!とやっぱり思ってしまった私。かと言ってものすごく面倒なことをやるのも違うし、なんかウマい方法ないかな……と考えながらパーツを眺めること20秒。見えた、見えましたよ。
せっかく全体が設定どおりの色になっているのですから、ここにちょっと手を加えて「素材感」「リッチ感」をプラスするのがよさそう……。そうだ!アレを使おう!!
最近は「うわー!ガンプラ作りたい!」と特定のモビルスーツを脳内に思い浮かべて模型屋さんに行ってもドンピシャのプラモにたどり着くのがちょっとむずかしいご時世(ガンプラ、人気ありすぎてお店に並ぶなり飛ぶように売れていってしまうのです……)。で、簡単フィニッシュ2.0をせっかく試したのに次のバッターボックスに立てない……と思っていたらシンカリオンですよ。絶対に「映える仕上がり」になること間違いなし。そもそもが男児のハートをがっちり掴むためのシンプルな配色ながらギラギラ&ハイディテールなデザインなので、相性抜群だと確信した次第。よし、まずはランナーごとビシバシ塗る準備をしますか……。みんなもシンカリオンで『簡フ2.0』をやってみよう。Twitterで見せ合いっこしたいので、是非参加してください。そんじゃあ完成したら戻ってきますね!アデュー!!
模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。