『CONTINUE』という雑誌があります。2001年から太田出版から発売されており、大学時代のサブカル情報源だったなぁとか思っていたのですが、2010年に休刊。2018年に復刊し、現在まで隔月刊で刊行されています。で、私からぱたも『新幹線変形ロボ シンカリオン』や『Nintendo LABO』をはじめとした記事でお呼ばれして写真や文章などを寄せていたのですが、じつは最近、連載「もけいのじかん」を担当するようになりました。
「プラモの話をプラモ専門じゃない媒体でやってみたい」というのを会う人会う人に話し続けていたのがようやくオッケーになったというか、とにかく「プラモを上手に作ろう」というお話(これはネットや紙でもいちばん人気のあるコンテンツであります)ではなく、「プラモってこういう質感の物体で、こんなふうな遊び方もできるのか〜」というのを、プラモをほとんど知らない人に見せるためのプレゼンテーションができるフィールドだと思って、毎度頭を捻っております。
組み立て方を書いたり、説明書通りに塗装したり、というのをあえてせず、ニッパーと接着剤で組み立てただけの、言ってみれば「生のプラモ」をふたつ組み合わせるというのが現状の連載テーマ(だと想定)。プラモAとプラモBを並べるだけで、それぞれのプラモの送り手が本来想定していたであろうシチュエーションにズレが発生する、みたいなことが伝わるといいなぁと思っています。
次号、『CONTINUE Vol.65』は5月25日発売。巻頭では先日ついにチャンネル登録者数50万人を突破したバーチャルユーチューバー、「委員長」こと月ノ美兎さんを全36ページで大特集、ということですが、私も第三回となる「もけいのじかん」で登場いたしましたので、何と何を組み合わせたんだ……とヤキモキしながら一読いただければ幸いでございます。
そうそう、この”nippper”に寄稿しているしげるが構成・執筆を担当した記事(こちらはプラモではなく変形合体系の玩具について、ドープすぎる内容となっています)もすごいボリュームで掲載されますゆえ、お見逃しなく。
繰り返しになりますが、『CONTINUE Vol.65』をみなさんも、ぜひ。
模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。