マクロレンズがなくたって/「接写リング」で這い寄れ!プラモデル!

 ブログやSNSの発達で写真を撮ってみんなに見てもらうところまでが模型の趣味になった感があります。写真を撮って発表して「完成」といっても良いのかもしれません。そして撮影していると「もっと寄りたい!」なんて思うこともしばしば。この精密世界を美しく写したいという気持ちはプラモデルを写真に収めるときに誰もが思うことかもしれないです。

 一眼レフだと、思ったより寄れない。ただ接写向けのマクロレンズは高い。でも、寄りたい。というときに出番があるのが接写リングです。

 私はAmazonで3つセットの安いものを買いました(対応するマウントに気をつけてください!)が、これがとっても寄れます。寄りすぎるくらいに寄れる。

 ボディとレンズの間に接写リングを挟むことで、φみたいなマークから計測されている「最短撮影距離」を短くすることができる仕組み。焦点距離を変えることなくモノに近寄って撮影できるのですが、遠くにピントが合わなくなることに注意。レンズをとりあえず寄りで撮影できるようにするためのツールですね。

 準備ができたら早速撮影……となる前に、いまから私と必要な道具や知識をふたつだけ確認しましょう。

1.マニュアルフォーカスでの撮影ができるか
 ピントが合う範囲がかなり狭くなるのでオートフォーカスでは合わせきれないことがほとんど。レンズのリングをグリグリ回してピントを合わせます。そしてカメラを前後させて最終的な微調整。私は絞りを最大まで絞って撮っております。

2.三脚を持っているか
 かなり寄れる反面、少しの揺れが撮影に大きな影響を与えます。安いものでもいいのでぜひとも三脚を買いましょう。

 こんなもんですかね。あとは被写体の下に紙や台を敷いてあげて被写体も簡単に動かせるようにしておくと撮影がしやすくなります。私はカメラのレンズキャップの上にフィギュアを立たせてみました。

 ……というわけで撮ってみるとこんな感じ。

 近い。

 近いですねー。普段は見えない凹凸や、スケール感が不明になり大きく見える点なども含めてとっても新鮮な写真が撮れます(そしてレンズの汚れや落としきれないホコリもちらっと写ります)。そして、一度こうして見てみると次からはカメラを通さなくても見えてくるから人間の目というのは不思議なものです。

 寄ることで得られるのは、普段見られないような精密な写真が撮れるという単純なものものだけでなく、フィギュアならその豊かな表情や、なんとなく見過ごしていた細かなモールド、身体の力の入り具合など、雰囲気を存分に味わえるということもありました。

 プラモデルを写真に撮る遊びの幅を気軽に広げてくれる接写リングを使って「見たことの無い世界」を味わうと、思った以上の楽しさを得られるのでレッツチャレンジ!ということでお願いいたします。

クリスチ
クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。