「はやぶさ2」の無事帰還を願ってジュラルミンの鳥居をくぐろう〜飛行神社

 小惑星探査機「はやぶさ2」が12月6日未明に地球に帰還する予定です。

 初代「はやぶさ」は通信途絶や推力喪失など絶体絶命の危機を何度も乗り越え地球に帰還し、多くの人に感動を与えてくれました。この「はやぶさ」の関係者をはじめ航空関係者 の信仰を集めるのが、京都府八幡市の「飛行神社」です。この神社、実にユニークな神社で、nippper読者にもぜひ知って欲しい神社です。私も最初に行ったときには大変驚きました。神社のランドマークが「ジュラルミン製鳥居」と「ジェットエンジン」というところからしてまずびっくりします。

▲巨大なジェットエンジンとジュラルミン製鳥居。すごい!
▲京阪本線石清水八幡宮駅で下車しケーブルカーと逆方向に歩きます

 駅から歩くこと約5分。見えます。「ジュラルミン鳥居」が。

▲すごい質感!!大事な事なのでもう一度言いますね、「ジュ・ラ・ル・ミ・ン」の鳥居です
▲F-104JのエンジンJ79が境内に鎮座!!!折角なのでもっと近寄りましょう!
▲じっくり楽しめちゃいます。ここはこうなってるのか!と大興奮
▲零戦のエンジンも!?

 境内に入った瞬間に飛行機祭りになるこの飛行神社。この飛行神社を創建したのは、二宮忠八という人です。二宮忠八は日本で初めて飛行理論を研究し「模型飛行器」を製作した人物で、なんとライト兄弟よりも10年以上早く有人飛行機を考案していた人でした。飛行機が実用化され始め、そして飛行機による悲しい事故も自ずと増加し、それに心を痛めた二宮忠八が創建しました。

 拝殿のデザインも僕らが思う神社とはちょっと変わっています。ギリシャの神殿風で、ステンドグラスもあります。

 ご祭神は饒速日命(ニギハヤヒノミコト)、航空受難者緒神、薬祖神の3つでです。饒速日命は日本書紀で天孫降臨してきた神様で飛行機や空の神様 です。この飛行神社には資料館があります。展示品は二宮忠八に関する貴重な資料、奉納品などが中心です。二宮忠八に関する資料の撮影には事前申請が 必要です。

▲三菱重工など飛行機・宇宙系のメーカーの奉納品がたくさんあります
▲個人で奉納されたプラモデルもずらりと並んでいます。壮観!

 実は私も2011年の年初にアオシマの「はやぶさ」のプラモデルの完成品を奉納したのですが、破損したためにお焚き上げされ、本物の「はやぶさ」と同 じく地球と一体化しました。ありがとう、はやぶさ。

▲在りし日の「はやぶさ」のプラモデル

 実にユニークな神社です。モデラー的にはJ79エンジンを間近で見る楽しみもありますから、関⻄にお越しの際は是非訪問地に加えてください。 すぐそばには人気の観光名所「石清水八幡宮」やエジソンの記念館もありますので、併せて訪問するのもおすすめです。

▲この奥に石清水八幡宮があります。石清水八幡宮は古文の授業でも取り上げられる徒然草第52段「仁和寺(にんなじ)にある法師」にも登場します。 ちなみに徒然草の中にある「かばかり」の高良神社は現在でも存在し石清水八幡宮への経路に含まれています
まいど!
まいど!

艦船・航空機・AFV・自動車・キャラクターなどジャンル問わず楽しんでます。モデルアート社各誌でも活動中。