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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。合計4時間の週末モデリングで「アオシマ AZ-1」をマイカーにして見せる!!!

▲模型屋さん車コーナーの棚はまさに自動車ディーラー。週末にあなたのマイカーになってくれる相棒を探しに行ってみよう!僕はアオシマの「1/24 マツダ PG6SA AZ-1’92」に決めた!

 フミテシが独断と偏見で週末が楽しくなる模型をご紹介する「花金プラモ」のお時間です! 今週は車模型!しかもキット紹介&週末モデリングを想定して、実際に1日2時間の計4時間で車模型を楽しんでみます。お題は模型店でみてからずっ作ってみたかった「アオシマ 1/24 ザ・モデルカーシリーズ No.38 マツダ PG6SA AZ-1 1992」です。僕がまだ9歳の時にこんなカッコ可愛い車があったなんて!プラモならすぐにご自宅に納車できるし、俺の車だから俺の好きな色にカスタマイズ!というのも自由にできます。一般車の車模型ほど「塗装図」から解放される素敵なモチーフはないと思います。そこで缶スプレー3本で楽しんでみようと思います!

▲今週の花金は缶スプレーを振り回そう〜。超大好きな色「コーラルブルー」と「ブラック」、「シルバー」を準備。コーラルブルーは僕にとって2020年のカラーでした。時期によって好きな色ってありますよね〜

 バブル景気真っ只中の1989年に開催された、第28回東京モーターショーへ出品されたコンセプトカー「AZ550Sports」が大きな注目を集め、これを市販する形で1992年に登場したのが「AZ-1」です。軽自動車ながらスーパーカーを彷彿とさせるスペックとガルウイングでめっちゃイケイケ。同時期に発売されたHonda ビート、スズキ カプチーノらとその頭文字を合わせて「ABCトリオ」とも呼ばれました。

▲箱を開けるとまずは白いランナーが。これは塗装で色を変えて遊びやすい配慮だと思われます。フロントとリアのバンパーも別コマのランナーになっており、ランナー状態でも塗装を楽しめるようになっています
▲ボンネットのパーツの裏を見るとアンダーゲート(パーツの裏側とワクが繋がっていて、切り離しても表面に切り痕が出ない仕様)になっています。ランナー塗装したからパーツを切り出しても安心
▲嬉しいのがシャシーなどの成型色が黒なこと!セミグロスブラックな成型色は車模型には本当にありがたいです。塗らないで成型色を活かします
▲ランプが色付きのクリアーパーツなのも嬉しいですね〜。アルミのナンバープレートパーツが付属。インテリア関係のランナーがなぜか白成型色。これはランナーのままセミグロスブラックの缶スプレーを吹いてしまえば全く問題ないです
▲デカールやメッキ調のシールの他に、車模型の最高の救世主「窓ワク用マスキングシール」が付属します。しかもカット済み!マスキングの時間が大幅に短縮されます

 僕色に染めてみようと思います。本体は今年の僕の色「コーラルブルー」で。模型をみた時に2020年のことを思い出すんだろうな〜。白成型のインテリア関係のランナーをセミグロスブラック、ホイールをシルバーにします。これで3色ですね。

▲コーラルブルー。レイトンハウスのカラーをビシッと再現したとても良い色です。全ジャンルの模型を一度これで塗ってみたいです
▲直接持たずに、持ち手に固定してから缶スプレーで吹きましょう。塗り方もあなたがやりやすい方法でいきましょう。花金の時間は誰にも邪魔できない!
▲先ほどのインテリア関係が集まった白成型のランナーはこのセミグロスブラックで、ランナーごと一気に塗装してしまいます
▲ホイールは3種からお好きなものを選びます。シルバーで塗るパターンを選択。足元がギラッとしている感じを狙います
▲各部、こんな感じで分けて、缶スプレーでさ〜っと塗装。1時間もかからずに塗装が終わってしまいます

 後はこれをさくっと組み立てれば……

▲完成!!!

 コーラルブルーで塗った僕のAZ-1ができました!マスキングめんどくさくて塗り分けをガン無視した部分もありますが、「俺の車」なんでOKです。パーツ数も適度な感じで組み立てに時間がかかりません。細かいパーツが本当に少ないです。車模型の中にはAZ-1のキットように「ランナー塗装で楽しめるパーツ構成」、「カット済み窓ワクマスキングシートが付属」、「黒の成型色で成型された足回りパーツなどが入っている」というこの3要素が入っているものが各メーカーに必ずあります。

アオシマのAZ-1もまさにこの要素が入ったプラモです。車模型を作ったことがない人が、何かのきっかけで車模型を作りたくなった時、そのような条件のプラモと出会えればきっとその人は車模型にのめり込むと思います。

nippperではこれかもそのような車のキットを紹介して、皆さんが車模型を手にとってみるきっかけになれるようどんどん気になる車模型の箱を開けていこうと思います!それでは、良い週末を!!

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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