フミテシが独断と偏見で週末が楽しくなる模型をご紹介する「花金プラモ」のお時間です! 今週は車模型!しかもキット紹介&週末モデリングを想定して、実際に1日2時間の計4時間で車模型を楽しんでみます。お題は模型店でみてからずっ作ってみたかった「アオシマ 1/24 ザ・モデルカーシリーズ No.38 マツダ PG6SA AZ-1 1992」です。僕がまだ9歳の時にこんなカッコ可愛い車があったなんて!プラモならすぐにご自宅に納車できるし、俺の車だから俺の好きな色にカスタマイズ!というのも自由にできます。一般車の車模型ほど「塗装図」から解放される素敵なモチーフはないと思います。そこで缶スプレー3本で楽しんでみようと思います!
バブル景気真っ只中の1989年に開催された、第28回東京モーターショーへ出品されたコンセプトカー「AZ550Sports」が大きな注目を集め、これを市販する形で1992年に登場したのが「AZ-1」です。軽自動車ながらスーパーカーを彷彿とさせるスペックとガルウイングでめっちゃイケイケ。同時期に発売されたHonda ビート、スズキ カプチーノらとその頭文字を合わせて「ABCトリオ」とも呼ばれました。
僕色に染めてみようと思います。本体は今年の僕の色「コーラルブルー」で。模型をみた時に2020年のことを思い出すんだろうな〜。白成型のインテリア関係のランナーをセミグロスブラック、ホイールをシルバーにします。これで3色ですね。
後はこれをさくっと組み立てれば……
コーラルブルーで塗った僕のAZ-1ができました!マスキングめんどくさくて塗り分けをガン無視した部分もありますが、「俺の車」なんでOKです。パーツ数も適度な感じで組み立てに時間がかかりません。細かいパーツが本当に少ないです。車模型の中にはAZ-1のキットように「ランナー塗装で楽しめるパーツ構成」、「カット済み窓ワクマスキングシートが付属」、「黒の成型色で成型された足回りパーツなどが入っている」というこの3要素が入っているものが各メーカーに必ずあります。
アオシマのAZ-1もまさにこの要素が入ったプラモです。車模型を作ったことがない人が、何かのきっかけで車模型を作りたくなった時、そのような条件のプラモと出会えればきっとその人は車模型にのめり込むと思います。
nippperではこれかもそのような車のキットを紹介して、皆さんが車模型を手にとってみるきっかけになれるようどんどん気になる車模型の箱を開けていこうと思います!それでは、良い週末を!!
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)