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俺のガンキャノンを「歴戦」に!!ガンプラウェザリング作戦。足下は「ライトグレイッシュ」で決めろ!!

▲砂や泥!楽しい時間の始まりだぜ!!

 ガンキャノンにウェザリングを施し、歴戦の風貌漂う男前に育て上げるガンプラウェザリング作戦。これまでの記事はこちら↓

 遂に今回「砂埃」を纏わせます。色味や雰囲気が一気に変わり、汚し塗装(ウェザリング)って楽しい!ってなるタームです。

 一番汚れるであろう「足下」から行きます。使用するのはGSIクレオスのMr.ウェザリングカラーの新色として先頃発売となった「ライトグレイッシュ」のみ!この色味が素晴らしく、砂汚れが一撃で決まりますよ!それではウェザリングスタートです。

▲2020年9月に発売されたライトグレイッシュ。ヨーロッパ東部やロシアに見られる少し赤味を帯びた明るいグレーの土の色を再現した色だそうです
▲ウェザリングカラーを買ってきたら「Mr.接着剤用筆セット」の装着を忘れずに!これからずっと快適になりますよ
▲DX薬味皿に、ライトグレイッシュを移します。左が底に溜まった顔料のみ抽出した物。右が塗料をしっかり混ぜた瓶生の状態。右の状態はシャバシャバです。これを使い分けます

■足首は大胆に汚す!

 足下で一番汚れるであろう「足首」!!ここかはもう大胆に行きましょう!使用するのは塗料をしっかり混ぜた状態のものです。

▲おりゃ〜〜。全体にライトグレイッシュを塗っちゃうぞ!
▲塗り終わったら、ガイアノーツのストレーキング筆にウェザリングカラー専用うすめ液を少量含ませて、「上から下」方向に筆を動かします。重力の方向っす。地面に近い部分に汚れが溜まっている感じに調整してみます
▲ガイアノーツから発売中のストレーキング筆は
▲ウェザリングが楽しくてついつい忘れてしまうのが「筆洗い」。塗料がついたままだと、ただ塗料を伸ばしているだけになってしまいます。綺麗な筆で余分な塗料を拭いましょう
▲綿棒はウェザリングの友。塗料が残りすぎた部分など、ウェザリングカラー専用うすめ液を含ませた綿棒で軽く拭ってあげましょう
▲できた!ライトグレイッシュだけでこの雰囲気。バイオレットのフィルタリングも効いてます

■濃いめのウェザリングカラーでホコリを纏え!!

 次は顔料だけ出したウェザリングカラーを使用して、表面にうっすらとホコリを纏わせたりしてみましょう。ポイントは全体にビシャーっと塗らずに、チョンチョンと置いた塗料を伸ばしたりしてパーツにランダムに汚れを纏わせるようにします。

▲先にパーツをウェザリングカラーうすめ液を塗って湿らせます。これによりツヤ消しや半ツヤ面の汚しのコントロールが格段にやりやすくなります。今回は全体にびゃ〜っと塗るのではなく、面の上でコントロールしながら汚していきます
▲全体にウェザリングカラーを塗らずに、顔料だけのウェザリングカラーをチョンチョンんと置いていきます。このチョンチョン置いた塗料を伸ばしたりして汚れをコントロールします
▲チョンと置いた塗料を縦方向に伸ばしたり、パーツの角に残したり、筆先で塗料を叩いたりして、自分が思い描く汚れ加減を目指してください。汚れのコントロールをしたい場合は全体に塗るより、このように塗料をチョンチョン置いて、パーツ上で調整した方が良いです
▲太モモは地面から遠いので、足下よりは汚れは少なく、うっすらとホコリを纏わせる感じにしてみました。この方法だと汚れのコントロールが容易なので強弱付けやすいです
▲先ほどの2つの方法で汚した足回りです。スネなどは顔料を置いて、塗料を残しながら調整していきました
▲左が埃や砂汚れを施したもの。地面から遠くなるほどに汚れが少なくなるようにしました

 ウェザリングカラーの新色「ライトグレイッシュ」1本で、かなり満足できる砂&埃汚れを施すことができました。ウェザリングカラーには「サンディウォッシュ」や「ホワイトダスト」という同様の効果を持つ2色がありますが、これら2色は「ライトグレイッシュ」よりも明るく、アクセントが強くなりがちになると思います。まずは一番ニュートラルな位置のライトグレイッシュを使用してみるのがオススメです。この色味は本当に扱いやすいと思います。ここから濃いめのブラウンやダークブルーなどで、モールドにスミ入れすると各部のディテールがシャキッとしてさらにカッコよくなると思います!どんどんウェザリングしてガンキャノンをさらに男前にして見せますよ!それでは、アディオス!!

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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