ひと筆でご機嫌な「雨だれ」!!ストレーキング筆で雨だれ大王に俺はなる!!

 ドライブラシ用、スミ入れ用など、最近は塗装技法に特化したタイプの筆が数多く発売されています。模型店に行くと太い細い筆以外にこのような筆も並んでいるの筆コーナーは花盛りでございます!!そんな中にもう1本スペシャルな筆が仲間入りしました。それがガイアノーツの「ストレーキング筆」です。この筆で、あなたも「雨だれ大王」なれること間違いなしです!!

▲太さは2種。筆先の形状が異なる2種の計4アイテムが発売中!!

 さて、どんな筆なのでしょうか?ストレーキングってのもそもそもなんなんでしょうね〜という方にまずはこちらの画像をどうぞ。

▲運転席の所から泥が水によって垂れた筋が見えますよね。これが「ストレーキング」です!これを模型に施すための筆なんです!
▲筆先の加工が特徴だぞ!!

 それでは筆を見ていきましょう。ナイロン筆で独特の弾力があります。この弾力により、筆先がパーツの表面を舐めるような感じで塗料を流すことができます。筆先は隙間のある加工が施され、筆を動かすだけで自然な雨だれを表現できます。穂先が斜めにカットされた「アンギュラーストレーキング筆」はより細かいところをピンポイントで狙うことができます。

 早速レッツ「雨だれ」ゴートゥヘブン。GSIクレオスのウェザリングカラーをチョンチョンと置いていきます。

 シャッ!塗料を上方向から下に流します。ん?ちょっとミスりましたね!!大丈夫!!!同じ箇所をもう一回ストレーキング筆でなぞります。

 うっすらと自然な筋ができました。派手すぎず、本当に自然な雨だれが特別なコントロールもなくできてしまいます。

 狭い場所は、ディテールが集中している場所は穂先が斜めにカットすされた「アンギュラーストレーキング筆」を使ってみます。筆を縦にし、筆先で塗料を上から下へと流します。

 狭い場所にも良い感じの雨だれができました。斜め筆は横方向に使ってももちろん大丈夫で、とても使い勝手の良い筆です。

 ディテールのスミから汚れが垂れている表現も、斜めカットの筆は効果抜群。筆先を角に当てて、下方向に筆を動かしましょう〜。それだけでOKです!!

 ストレーキング筆はささっと筆を動かすだけで、本当にいい感じの雨だれが誰でも楽しめます!!。自分は今まで使い古しの平筆などを使用していたのですが、今日からはこのストレーキング筆に乗り換えます!!またウェザリングカラーは専用のうすめ液で何度も消すことができますので、一度失敗しても大丈夫。あなたが思い描く雨だれに何度も挑戦できます。ぜひストレーキング筆でかっこいい雨だれを纏った模型を作ってください。アディオス!!!

<a href="/author/fumiteshi/">フミテシ</a>/nippper.com 副編集長
フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。