俺のガンキャノンを「歴戦」に!!ガンプラウェザリング作戦。/グレーズレッドに誘われて。

▲ウェザリングしてガンキャノンを歴戦のMSに育て上げるぞ!

 先頃GSIクレオスが発売する「Mr.ウェザリングカラー フィルタ・リキッド」の新色として「グレーズレッド」と言う赤色が発売されました。

▲フィルタ・リキッドの新色「グレーズレッド」の登場です!!

 この色をプラモに使ってみたい……赤か〜〜「ガンキャノン!!」。nippperの大好物、登場回数No.1モビルスーツのガンキャノンがここでも登場と相成りました。パチパチパチ。ではこれからの記事のテーマをざっくりと出してみましょう!

 1/GOALは「ウェザリングされたガンキャノン」を完成させる

 2/ウェザリング下準備。フィルタリングによる装甲の赤の退色表現

 3/関節色にフィルタリングして単調なグレーから脱却!

 4/数々の戦線を渡り歩いて来た汚れを施す!

 HGUC No.190のガンキャノンが歴戦のMSに変貌するのか!?フミテシチャレンジ開幕です!!「1」のゴールに向かって、まずは「2」のウェザリングの下準備、フィルタリングにチャレンジです。

▲このピカピカの綺麗な赤いパーツに退色表現ができるのか!?

■「グレーズレッド」使い方が分からないので開発者に聞いてみました

 フィルタ・リキッドってどんな使い方をすると良いのか?僕自身もフワフワしていたので、この機会に戦車模型雑誌「アーマーモデリング」のスーパーバイザーも務めるプロモデラー・吉岡和哉さんに質問してみました!吉岡さんはアーマーモデリングで素晴らしいHow toを展開しており、参考になることだらけなので、ぜひアーマーモデリングも読んでみてください。以下吉岡さんから教えてもらったアドバイスをまとめます。

▲フィルタ・リキッドを使用した記事はこちらもどうぞ

 1/グレーズレッドは赤系の基本色の上に塗って、色の深みを出します。茶系の迷彩色の上に塗れば迷彩色の単調さを防いだりもできます。

▲フィルタ・リキッドはこのようにシャバシャバの塗料で、塗ると言うより「染まる」感じで薄いレイヤーを一枚模型に被せることができる塗料です

 2/これが一番大事! グレーズレッドに限らず、フィルタ・リキッドを塗る下の基本色は「彩度が低めで、明度が高い色」を使うことです。

▲僕はガンキャノンの赤として「モンザレッド」か「シャインレッド」を使用しようと思っていましたが、真っ赤な色に真っ赤なフィルターをやってもほとんど効果がないそうです。そこでピンクや白を赤に混ぜた塗料も用意することにしました

 フィルタリングは「半透明」の色を被せて、その色越しに下の色を変化させるのが目的です。それが「深み」と言う言葉で表現されるような塗面表情を生み出します。nippperで紹介した銀の上にフィルタ・リキッドを塗るような例外はありますが、フィルタ・リキッドを塗るところは白を混ぜた明るい色の方が効果を得やすいです。

 ふむふむ。いきなりガンキャノンのパーツに塗ると生き延びることができなそうなので、ハイキューパーツのカラーチップを使って実験だ!

▲色味に困ったときにすんごい便利なカラーチップ。ひとセット買っておくと超便利です

シャインレッドと、シャインレッドにピンクと白を混ぜたものをチップに塗ってみました。

▲左がシャインレッド。右が混色した彩度が低く明度が高いピンクのような赤
▲これにフィルタ・リキッドのグレーズレッドを塗ってみます
▲フィルタ・リキッドにはGSIクレオスのMr.接着剤用筆セットを装着すると最高だぜ!
▲早速塗ってみます。確かにシャインレッドの方は「う〜ん」ってなります
▲ピンクの方にも塗って一部綿棒で拭き取ってみました。左のシャインレッドは「なんか濃くなったな〜」と言う感じしかないですが、右のピンクは拭き取った部分は淡く、グレーズレッドを残したところは濃くといろんな表情が出ています

 このように彩度が低く、明度が高い色の上にフィルタ・リキッドを塗るとしっかりと効果が出ることがわかりました。なんかやれる気がして来ましたよ!

 ピンクのベタ塗りではなく、ピンクと赤のグラデーション塗装の上にフィルタ・リキッドを塗ってより表情を出してみようと思います

▲赤の撮影のむずさよ…。シャインレッドで全体を塗り、胸のトップやディテールが一段上がっている部分を明るめのピンクで塗りました。この明るめの部分が退色表現になります。わざとメリハリをつけて、そのメリハリをグレーズレッドのフィルタ・リキッドで染めて中和してみようと思います
▲右がリキッドでフィルターを掛けた状態。左がグラデーションしたままの状態です
▲塗ったら、綿棒で余分な部分を拭ってみます
▲ピンクと赤が良い感じに馴染んでるし、退色しそうな部分に塗ったピンクにうっすらと赤がランダムに乗っています。エアブラシ塗装だけではなかなかできない表現が生まれます
▲足の装甲を見ても、赤色にいろんな表情が出ていますね〜

 ピンク〜シャインレッドの間にグレーズレッドが入り、退色表現とグラデーションの中和が完了しました。だいぶ明るいんじゃない?って思う方も多いと思います。この明るさがこれからポイントになります。ウェザリング塗装のひとつのコツでもありますので、それも楽しみにしていてくださいね。それではアディオス!!

▲歴戦までは何マイル?まだまだピカピカのガンキャノンだぜ〜
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フミテシ
@neofumiteshi

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。