銀塗装後のお楽しみ!あなたの飛行機模型が「空を纏う」

 先日の銀色一色塗装の震電のように、銀塗装で完成させたキラキラのかっこいい飛行機を堪能したら、ぜひ試して欲しい塗装遊びをお届けします。

 まずはこちらハセガワの疾風のパッケージイラストをご覧ください。

 美しいイラストですよね。銀が空の「青」を受けて青白い輝きを放っています。僕は飛行機模型を始めた頃このようなイラストが好きで、僕の中の銀のイメージは「青」でした。これをなんとか再現してみたくて、銀に青を混ぜたり、青のエナメル塗料でウォッシングしてみたり、いろいろやっては見たものの、うまくいきませんでした。HJ時代の先輩からは「青レフで返して写真撮るとそうなるよ」ってアドバイスを頂いたものの、立体でやりたいんじゃ〜〜、塗りたいんじゃ〜〜と我がままへそ曲がりキッズだったので諦めず挑戦しました。そしてなんとか自分の中でひとつこれなら!と満足できたものがこちらです。そして誰でもできます。

▲こちらです。筆塗りで銀を塗った九七艦攻です。胴体部分の銀が淡い青になっていると思います

 これを可能とさせてくれたのはまさにマテリアルの進化です。その塗料を使っただけ!それは「Mr.ウェザリングカラー フィルタ・リキッド シェードブルー」です。薄〜い青のレイヤー1枚を塗るだけで模型に纏わせることができます。

▲こちらです。シャバシャバの青い塗料が入っています
▲Mr.ウェザリングカラー専用うすめ液で、少し薄めましょう。そのまま使うと青の主張が強くなります
▲ピカピカの銀の上に薄い青が!大丈夫なの〜〜。完全に乾く前に、専用のうすめ液を湿らせた綿棒で塗った塗料を拭ってやりましょう

 綿棒で塗料を拭うと表面にうっすらとブルーが残ります。そして筋彫りには「銀の色味をずんと暗くさせることなく青でスミが入ります」。一石二鳥の自然な影も入るんですね。その結果がこちらです。

▲銀の上にもこうやって薄いレイヤーが入ることで、キラキラしただけではない表情がつきます

 このように薄いレイヤーを纏わせることを「フィルタリング」なんて模型の世界では言います。薄く溶いた鮮やかな色や暗い色の塗料を纏わせるように塗ることで、各面の色味に変化が生まれ、面白い表情を模型に加えることができます。今回使用したフィルタ・リキッドはまさにそのフィルタリング専用の塗料なんですね。乾燥時間も1日くらいかかり、専用のうすめ液で落とせばやり直しも可能。じっくりとあなたの模型に表情をつけることができます。

 使ってみないと案外わからない塗料の代表格でもあるので、ぜひあなたが銀に塗った飛行機にこのシェードブルーを塗ってみてください。フィルタリングってこういうことなのね!という思考が生まれると思います。もうそこまで行けば、戦車やガンプラなど他の模型にもこの「フィルタリング」で表情をつけることができると思います!それでは、アディオス!!

<a href="/author/fumiteshi/">フミテシ<br></a><a rel="noreferrer noopener" href="https://twitter.com/neofumiteshi" target="_blank">@neofumiteshi</a>
フミテシ
@neofumiteshi

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。