「駆逐艦のプラモを3時間で全塗装」。ハセガワの早波があなたを艦船模型のMaiden Voyageへとお連れします。


▲こちらハセガワの早波は、1650円で大体3時間くらい作って塗って楽しめて、さらにかっこいい完成品がゲットできるとても良い駆逐艦の模型!最高です!!
ハセガワ 1/700 ウォーターラインシリーズ 日本海軍 駆逐艦 早波 プラモデル 462

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1,136円(10/25 08:20時点)
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 艦船模型というと「戦艦」や「航空母艦」と言った派手なものを思い浮かべると思いますが、少ない時間で形になるし、小さいスペースにいろんなものが凝縮していて目にも楽しいのが実は「駆逐艦」です。駆逐艦を1隻作ってみると「艦船模型ってこんなプラモなんだ」という入り口が開けます。今回はそんな駆逐艦を「3時間で全塗装して完成させる工程」をお届けします。ほぼ全ての駆逐艦に応用できますよ!

■ポイントはまずはキット選び!!

 この記事は日本海軍の駆逐艦ならほとんど応用できるものですが、店頭で今でも手軽に買えるものという事で、定価1650円のハセガワの早波にしてみました。ウォーターラインシリーズの罠として50年前の古いものと発売1年以内のバリバリの新キットが同じ棚に似たようなパッケージで並んでいることです。一般論としては新しいプラモの方が作りやすいので、各メーカーのホームページなどでチェックしながら購入するのが良いでしょう。

▲2017年7月にハセガワより発売された早波。新キットの部類でパーツ精度もよく作りやすいので、初めての艦船模型にももってこいです!

 早波というのは夕雲型駆逐艦の……なんていう話はとりあえず置いておいて、太平洋戦争中としては新しくて、速くて、軍艦としては小さくて、でも積んでる魚雷は凄いやつです。

■まずはぱぱっと組んでみよう!

 艦船模型というと、「1.細かいパーツが多そう」、「2.どうやって塗るの?マスキングとか細かそう!」ってちょっとビビったイメージがわくかもしれません。この2点、実はそんなにびびらなくても大丈夫!今回の方法でまずは取り組んでもらえれば少ない時間でゴールにたどり着けると思います。「1」からみていきましょう。

 「1」の細かいパーツが多そうってのは艦船模型では確かですが、駆逐艦ならパーツ点数で言えばそれほどでもないんですね。またパーツが小さいということは塗装面積も少ないってことで、塗り出すと意外と早く終わります。

▲ついでに役立つデザインナイフの使い方、ピンセットでつまめないようなパーツはデザインナイフで「刺す」。そして所定の位置に持っていきましょう
▲細かいパーツはランナーに着いたまま塗装します。余分なゲートだけカットして、ランナーを持ち手として活用してしまうのです。nippperのガンプラ時短プラモの方法論と一緒です
▲ランナー塗装がさらによくなるちょいテクをご紹介!
▲どんなプラモも形になっていくとテンションが上がりますよね!細かいことは言わずに大きめのパーツはどんどん接着してみましょう。大きめのパーツを接着したら、一旦コーヒーブレイク

■マスキングは最小限度。まずは艦船模型に色を塗る楽しみを知ろう!

 組み上がったら塗装です。上記の「2」のお話しに行きます。まずは甲板上の塗り分けをします。リノリウム色(茶色)を塗っていきましょう。

▲はじめの一歩ですから、マスキングはまずは大まかで大丈夫。塗り残しやはみ出しがあってもあとから筆塗りでリタッチできますし、スケールが1/700と他の模型の縮尺よりもすんごい数字なのでちょっとしたはみ出しはセーフ!という気持ちで楽しんじゃいましょう

 大まかにマスキングします。昨今は最初から細いマスキングテープが売っているので、それを使用すればさらに早くマスキングできますね。昔は模型用マスキングテープなんて無かったな〜そういえば。タミヤの隼鷹の説明書でセロテープでマスキングみたいな事書いてましたね。

 艦船模型のマスキングはマスキングテープを細かく切って張り込んでいくというのは今回は無し!小さい模型なのでよっぽどはみ出さない限り目立ちませんし、そのようなはみ出しは筆塗りで塗りつぶしてしまえば速攻で修正できます。

▲その後で軍艦色を塗ります。なんちゃら工廠色とかいっぱいありますが、まぁまずはグレー系なら何でもOK、缶スプレーでもOKです。筆塗りでもOK
▲細かいパーツ。そうこれはランナー状態で塗ってしまえばいいんです!もう怖くないでしょ?
▲マスキングを剥がして、リノリウム甲板上の構造物をグレーで筆塗りしていきます。こちらもまあ小さい面積の塗り分けなんで、上から見た上面だけで塗るか、それとも難しそうと思う部分は無理して塗らなくてOKです

■組んでは塗り、塗っては組むの反復横跳びで艦船模型を軽快に作ろう

 先ほどランナーで塗装したパーツは、切り出したゲート部分に塗料が乗っていませんね。これをカットしてから塗り、船体に貼るという順番でやるとパーツの取り回しが大変です。まずは船体にパーツを貼って固定してしまいます!船体に固定することで、一気に塗りやすくなります。このように艦船模型は「塗る→組む」や、「組む→塗る」という「工程の反復横跳びがある」ということ知るだけで、完成へのスピードと精度が上がると思います。

▲こんな風に所定の位置に細かいパーツを接着してからゲート跡をリタッチすると、細かいパーツの塗り足しも問題なくクリアできます

 最後にエナメル塗料の黒をすんごく薄くしたもので全体を濡らすように塗ります。乾くまでそのままでOKです。全体にスミ入れされて雰囲気がよくなります。

▲最後につや消しクリアーを全体に吹きかけて完成! 3時間で完成です!

 駆逐艦って艦船模型の母とも言える存在。これ1隻を完成させることができるとより大きな船の模型も怖いもんなし。あなたはすでに艦船模型の4つのポイント

・まずは新しいキットを選んでみる

・細かいパーツの取り回しと塗装準備

・艦船模型のマスキング体験と細部の筆塗り

・塗装と組み立ての反復横跳び

を手にしているのですから。すんごいシャープで小さい船体に主砲や魚雷がぎゅう〜と積まれて、そこから煙突がスッと美しく伸びる駆逐艦。1/700スケールなら、掌サイズに軍艦のカッコよさが凝縮されたものを手に入れることができます。今回まいど!さんが紹介してくれた方法なら3時間で全塗装して完成させることも無理ゲーではありません。航海には初めの1歩が肝心。今回の方法でまずは艦船模型の初の航海を楽しんで、さらなるグランドラインを目指してみてください!

ハセガワ 1/700 ウォーターラインシリーズ 日本海軍 駆逐艦 早波 プラモデル 462

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まいど!
まいど!

艦船・航空機・AFV・自動車・キャラクターなどジャンル問わず楽しんでます。モデルアート社各誌でも活動中。