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たった3手でミニマムなジオラマが誕生。地面のコクを出す「秘伝のタレ」を使うべし!!

 これまでnippperでは様々な「地面」のお手軽製作法をお届けしてきました。塗るだけで簡単に地面になるマテリアルとか、昔からは考えられないぐらいのお手軽さですよね。

 上の記事を参考に地面を作ってみた人も多いかと思います。で、あなたが作った地面がさらに豊かな表情になるテクニックをお届けします。超簡単ですので、記事読んだら速攻マネしてください!

 1:アスファルトの地面を作るぜ!
 今回はこれ、シタデルカラーのテクニカルシリーズから「アストログラナイト」です。これは塗るだけで乾いたらグレーの地面が完成する便利な材料です。これを100円ショップのコースターに塗ります。

▲コルク材のコースターは台座にもぴったり。塗装できたり形状を変えたりするのも楽です。これ地面に変えますよ!
▲アストログラナイトを盛ります!塗るだけでテクスチャー感が出る塗料です。まさにアスファルト!

 2:秘伝のタレを塗る
 地面が乾いたら、シャバシャバの「アグラックスアースシェイド」を全体に塗ります。気の多い含みの良い筆でたっぷりしみこませるように塗ります。この色は「泥水」「こげ茶に黒」を混ぜたような半透明の色です。この色が地面全体に広がると自然な汚れとウエット感が生まれます。これも完全乾燥まで待ちましょう。

▲左半分が今シェイドを塗っている状態。右半分は塗料を盛ったまま。塗っている途中で、すでによくなりそうな雰囲気。このようにたっぷり塗ってあげましょう
▲青っぽいアスファルトな表情だっただけのものが、シェイドでこげ茶が加わりさらに地面ぽくなりました!テクスチャーの中にしっかりと塗料が入って、陰影が強調されます

 3:仕上げはドライブラシ!!これで完璧!!!

 タレを塗った地面が乾いたら、地面と同系統の明るい色でドライブラシを全体に入れていきます。今回はレイヤー「ドーンストーン」です。写真のように「出っ張って乾いた所と凹んで湿った所の両方が存在する地面」が爆誕です!

▲地面に少量の塗料だけが残ったカサカサの筆先を擦り付けていきます。テクチャーのところだけに塗料が乗り、さらに表情が豊かに!!

 完成!!!

▲白線を引いて、駐車場のように。猫ちゃんのミニチュアを置けば、スーパーの駐車場などで休んでいるような瞬間が完成〜

 上に乗る作品が、あなたの愛情が詰まった力作であればあるほど地面はあなたの模型をさらに良くしてくれます。そしてその地面もマテリアルをそのまま使うのではなく、今回みたいに簡単ですがちょっと一工夫すると、ぐっと作品が締まって良い感じになると思います!

びぃめん
びぃめん

ミニチュアメインの筆塗りマン。主に勢いで楽しく筆塗り。
普段は秋葉原のホビーショップアローズのスタッフ。

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