
メカトロウィーゴの生みの親、モデリズムの小林和史氏によるガンプラの「#時短プラモ」。第2回目はこの製作方法の大きなポイント「ランナー塗装」にいきます。
フミテシ 小林さん、今回もよろしくお願いします。遂にランナー塗装に突入です!
小林 こんにちは。自分の好みの色に塗れる楽しい時間の始まりですね。
■前回の#時短プラモを振り返ろう!
1/思い切って、一度ヤスリがけをやめる
2/塗装後のゲート処理を少なくするために、予めランナーのゲートを数カ所カットしておく。

■早速ランナー塗装にチャレンジ!塗料は水性ホビーカラーを使うよ


「匂いがすくなく塗りやすい」「日本の模型シーンにあったカラーセレクト」。この2点を満たしている塗料を待っていましたが、リニューアルした水性ホビーカラーがまさにそれを実現してくれました!ランナー塗装も水性ホビーカラーでバッチリ!塗膜も十分強く、アクリル塗料ならではの隠蔽力の強さも魅力です。お部屋に強烈な匂いが残らず、ガンプラの塗装を楽しめますよ。





ランナーの写真を見ても分かる通り、水性ホビーカラーがしっかりと発色しています。乾きにくい、色がいつまでも発色しない。そんな思い出は、もう過去のもの。もちろん全てにおいて、これまでの塗料を上回っているわけでは無いですが、確実に弱点であった部分は改善されています。アクリジョンはこちらとは別物なので、今回は頭から切り離してください。これでランナー塗装は終了です。
■今回の小林さんの #時短プラモ 紹介「HGUC 百式」
フミテシ 今回お貸しいただいた「HGUC 百式」なのですが、オリジンガンダムを経て、ランナー塗装で変更した点とかはあるんでしょうか?
小林 同じ方法で塗装していますが、オリジンガンダムを作った際にヒジ関節のパーティングライン(成型する際に、金型と金型の間の部分に発生する薄いプラスチックの凸ライン)が意外と目立つと気づいたので、一部のパーツは切り離してヤスリがけしました。あと背中やヒザ裏のパーティングラインも。傷が目立たないように丁寧に。でも全面にはかけてないです
フミテシ 切り離すパーツも少ないから製作時間に大幅に食い込むこともなさそうですね。そして全面にヤスリを当ててないので、傷の無い綺麗なプラ面にゴールドが乗っているからすごく綺麗ですね。

小林 百式は色数が少ないのと、今回デカールを貼ってないので、今のところ僕が作ったガンプラでも最短で完成してます。



次回は多分多くの人が気になっている「パーツのカット」をピックアップ。ゲート部分にはもちろん塗料が乗っていません。カット跡はどのように見えるのか?次回もお楽しみに。