ガンプラを時短で楽しく全塗装!/【実践!!水性ホビーカラーでランナー塗装の段】

▲HGUC No.200の1/144 百式。こちらも今回ご紹介するランナー塗装。製作者の小林氏のメタリック塗装がとても素敵

 

 メカトロウィーゴの生みの親、モデリズムの小林和史氏によるガンプラの「#時短プラモ」。第2回目はこの製作方法の大きなポイント「ランナー塗装」にいきます。

 フミテシ 小林さん、今回もよろしくお願いします。遂にランナー塗装に突入です!

 小林 こんにちは。自分の好みの色に塗れる楽しい時間の始まりですね。

 ■前回の#時短プラモを振り返ろう!

 1/思い切って、一度ヤスリがけをやめる

 2/塗装後のゲート処理を少なくするために、予めランナーのゲートを数カ所カットしておく。

▲前回の記事のポイントがこちら。パーツを支えるゲートを1箇所残してカットしてしまい、塗装後のゲート処理箇所を予め少なくしておきます
▲こちらは今回の記事でご紹介する「ランナー塗装」の準備方法をご紹介

 ■早速ランナー塗装にチャレンジ!塗料は水性ホビーカラーを使うよ

▲GSIクレオスの新水性ホビーカラー。エアブラシでの塗り心地はラッカー塗料とほとんど変わりません。専用のうすめ液で薄めないと本来の性能を発揮できません。水は筆などを洗う時のみにしてください。この写真の色を使っていきます
▲塗るガンプラはこちらHGAC ウイングガンダム

 「匂いがすくなく塗りやすい」「日本の模型シーンにあったカラーセレクト」。この2点を満たしている塗料を待っていましたが、リニューアルした水性ホビーカラーがまさにそれを実現してくれました!ランナー塗装も水性ホビーカラーでバッチリ!塗膜も十分強く、アクリル塗料ならではの隠蔽力の強さも魅力です。お部屋に強烈な匂いが残らず、ガンプラの塗装を楽しめますよ。

▲こんなスターターセットもあるのでこちらから始めるのもありです
▲ブルーはインディブルーで。水性ホビーカラーは元々そのまま筆塗りができる濃度で、少し薄め。希釈は1:1よりも、少し濃いめで塗料1に対して、うすめ液0.5くらいだと塗料が弾かれることも少ないと思います
▲このような入り組んだ部分は、様々な方向から塗料を当ててしっかりと色を乗せます。周りのランナーによってパーツが隠れてしまう部分は、邪魔な部分のランナーをカットしてより塗料が当たるようにします
▲ランナー塗装の良いところは、持ち手を大量に準備しなくて良いこと。かなりの時短になります
▲ランナーが塗り終わりました。白のランナーが無いですが、グランプリホワイトで塗っています。約2時間で塗装終わり。仕事から帰宅し、夜10時からスタート。ビール飲みながら楽しく作業できました。次の日の仕事に支障が出ないように睡眠はしっかりととりましょう

 ランナーの写真を見ても分かる通り、水性ホビーカラーがしっかりと発色しています。乾きにくい、色がいつまでも発色しない。そんな思い出は、もう過去のもの。もちろん全てにおいて、これまでの塗料を上回っているわけでは無いですが、確実に弱点であった部分は改善されています。アクリジョンはこちらとは別物なので、今回は頭から切り離してください。これでランナー塗装は終了です。

■今回の小林さんの #時短プラモ 紹介「HGUC 百式」

 フミテシ 今回お貸しいただいた「HGUC 百式」なのですが、オリジンガンダムを経て、ランナー塗装で変更した点とかはあるんでしょうか?

 小林 同じ方法で塗装していますが、オリジンガンダムを作った際にヒジ関節のパーティングライン(成型する際に、金型と金型の間の部分に発生する薄いプラスチックの凸ライン)が意外と目立つと気づいたので、一部のパーツは切り離してヤスリがけしました。あと背中やヒザ裏のパーティングラインも。傷が目立たないように丁寧に。でも全面にはかけてないです

 フミテシ 切り離すパーツも少ないから製作時間に大幅に食い込むこともなさそうですね。そして全面にヤスリを当ててないので、傷の無い綺麗なプラ面にゴールドが乗っているからすごく綺麗ですね。

▲使用した塗料はGSIクレオスの「GXブルーゴールド」。金のランナー塗装は1時間10分ほどで終わったとのこと

小林 百式は色数が少ないのと、今回デカールを貼ってないので、今のところ僕が作ったガンプラでも最短で完成してます。

▲最近は赤系、青系と金のバリエーションも豊富。性能も非常に上がっており輝度も高い物が多いです。お好みの金を見つけてみよう!
▲ゲートを数カ所カットしているので、ランナーからパーツが外れてしまうこともあります。そんな時は個別で持ち手に固定。大きな目玉クリップはランナーを安定して固定できるのでオススメ
▲小林氏はこの百式を毎日ちょこちょこ製作して6日間、計13時間半で完成。まとまった時間が取れればワンデイモデリングも夢じゃ無いですが、小林氏のようにワンウィークモデリングの方が現実的ですね

次回は多分多くの人が気になっている「パーツのカット」をピックアップ。ゲート部分にはもちろん塗料が乗っていません。カット跡はどのように見えるのか?次回もお楽しみに。

小林 和史/モデリズム
小林 和史/モデリズム

模型誌で活躍後、3DCG製作の仕事を開始。オリジナル企画「メカトロ中部」を展開し、デザインとその立体化を手がける。「メカトロウィーゴ」は複数のメーカーから製品化されるほど愛されるキャラクターに!玩具の商品原型やアニメ用3DCGモデリングも製作。ご依頼お待ちしております。

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フミテシ
@neofumiteshi

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。