小さくたって精密だ。「隠れバイク模型」で軽率に走り出せ!

▲バイク!小さい!

 バイクのプラモってパーツのひとつひとつがむき出しの機能のかたまり!というわかりやすさと、細いのとか小さいのとかキラキラ光るメッキといった繊細さも兼ね備えていたりして、作ってるだけで構造がドドドドっと脳内に押し寄せてくるので最高に楽しい。それ故にちょっと難しそうだな、と外からモジモジ眺めている人というのも多いのではないでしょうか。わかる。わかるぞ。オレも「なんかイケそう」と思えるバイク以外は買ってもそっと棚にしまったままにしてありますもん。

 どっこい、世の中には「隠れバイク模型」というのがあり、これは小さくてパーツ数が少なくてビシバシビシ!と作れば「お〜、バイクじゃん!」という気分になれるアイテム。今日は家に潜んでいた「隠れバイク模型」のひみつを教えます。

▲バンダイスピリッツ メカコレクションの新サイクロン号。仮面ライダー新1号付きです

 いやサイクロンってバイクじゃないじゃん!仮面ライダーじゃん!って思ったあなた!仮面ライダーが乗っているのはバイクだ!大丈夫!(大丈夫?)ベースとなっているバイクはスズキ ハスラーTS-250IIIという車種なので、中身がちゃんと入ってるこのプラモはキャラクターモデルとスケールモデルの中間にあるというか、あなたはスズキ ハスラーTS-250IIIにガワをかぶせて新サイクロンを作るということになる。わかるだろうか。オレも書いていて混乱してきた。

 ちなみにメカコレシリーズは箱の上蓋のウラに説明書が印刷されているという環境に優しい設計なのですが、優しすぎてかなり見えにくいので、メーカーがちゃんとPDFの説明書を配布しています。PCの画面とかタブレットで見れば快適だZE!

▲この状態だとスズキ ハスラーTS-250IIIなんですよ
▲新1号も付いてるぞ。真っ黒だから気になる人は塗ろう
▲こっちはタミヤの1/35MMシリーズより「陸上自衛隊 オートバイ偵察セット」

 タミヤは1/6や1/12といったスケールを中心にすごく高品質なバイクモデルをいっぱい発売していますが、1/35のミリタリーミニチュアシリーズにもバイクが入っているアイテムがたくさんあります。この陸上自衛隊の偵察部隊が使っているバイクはホンダのXLR250Rという車種で、まあ自衛隊用にいろいろカスタマイズされているのですが、「これは市販車モデル!」と信じ込んで銀と黒と赤と青で塗り分けたら絶対かっこいいはずだと思い、棚の中で熟成させています。

▲すっげえディテールがしっかりしていて、パーツも少ないのでサクーンと組んでも立体感バリバリのバイクがゲットできます
▲こっちは新1号ではなくイケメン偵察ライダーと、指示を出す戦車長が付属

 「落書きの……教科書と……」と鼻歌を歌いながらふたりのライダーを見比べていたら、気づいたんですよ。

 なんかこの人たち、同じくらいの大きさじゃない?

▲このふたつ、何気なく選んだんですけど……
▲バチピタ(股下の造形がちょっと合わないけど、埋めるか横から見ればわからんちん)
▲仲良くやろうぜ。

 ……ということで、バンダイメカコレの仮面ライダーシリーズがだいたい1/35スケールで、MMシリーズのバイク同様「ババっと組んでちょいちょいと塗って、おーバイクができたぞ!」という感触を速攻で味わえるアイテムなんだよね〜というお話でした。みなさんも、精密なバイク模型を組むのはちょっとおっっかねえな……と思った場合は、小さくてもリアルなバイクを自分の好きなようにカスタマイズして遊んでみませんか。ちょっと色を足すだけでも「オレのバイク!」という気持ちになれますので、ぜひともやってみてください。ではでは。

タミヤ 1/35 陸上自衛隊 オートバイ偵察セット(税込み1100円)

BANDAI SPIRITS メカコレクション 仮面ライダーシリーズ 新サイクロン号(税込770円)

<em><a href="/author/kalapattar/">からぱた<br></a></em><a rel="noreferrer noopener" href="https://twitter.com/kalapattar" target="_blank">@kalapattar</a>
からぱた
@kalapattar

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。