
「なんだこの妙なバイク!?」
それがこのバイクを初めて見た時の印象。
現実にあるバイク?それとも特撮作品の劇中バイク?
とにかくその見た目のインパクトが強かったので、バイク模型を組みたいなぁと思った時にこのキットに手が伸びたのは必然だったのかもしれません。
タミヤの説明書にはキットの実車についてこと細かに紹介してくれる文章が載っています。 毎回これを読むのが楽しみなんですが、発売年が古いキットとかだと当時の空気が感じられてすごく面白い。 で、今回も読んでみるとやっぱり発表時にもそのデザインにはかなり衝撃があったようです(未だに新鮮に感じられるデザインですもんね)。

さて、キットの中身を見てみると、成型色はシルバー・黒・クリアー・メッキパーツの4色。 色が足りないと感じるのはカウルのライト周りの黒の部分、シートとハンドルのグリップとミラー、あとはテールランプとウィンカーだけぐらいでしょうか。 古いキットですが、部分塗装でお手軽に完成させる事もできそうで少し安心しました。 でも今回は気分がノってるので塗装して制作します。

制作を進めながら感じたのは「このバイク、奇抜な見た目しているけれど、意外と中身はフツーにストイックな感じのスポーツバイクだぞ?」ってこと。 あの特徴的なフロントカウルを組み込むまで、なんというかオーソドックスなバイクなのです。 でもフロントカウルをつけた瞬間カタナになる。 ちょっとしたアハ体験が味わえて何度もつけて外してを繰り返してしまいました。 この感じ、なんだろ?と思ってましたが、変形ロボのおもちゃで遊んでる様な感じが近いですね。 バイクが”カタナ”に変身する感じ!

写真で見てるだけでは気づかなかった部分ですが、このSFの住人のようなフロントカウルと現実的なデザインのタンクの繋ぎ目のところがお気に入りです。
綺麗に現実とSFが繋がっている感じがします。
……そんなこんなで楽しく完走!
奇抜な見た目に魅かれて作り始めたカタナですが、いざ作ってみるとストイックで硬派なバイクの姿が感じられました。
自分で手を動かしながらつくってみると写真で見てるだけではわからない事が一気にわかるのが模型の強い魅力だなぁとつくづく思います。

それにしてもなにか眺めてるだけで刺激を与えてくれるこのフォルム。 手元に置いて、机の上ですぐに眺められるのがなんだか嬉しいな。 そう思いながら眺めているうちに、これは現実のバイクなのかSFのバイクなのかやっぱりわからなくなってきました。 やっぱりこのバイク、妙なバイクだ。