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【レビュー】実は細かいところがかなり違う!ウェーブの「ドーラ」で楽しむマシーネンクリーガーの奥深さ。

 ウェーブのマシーネンクリーガーシリーズに、「Panzer Kampf Anzug Ausf D ドーラ」が仲間入りしました! P.K.A系の中でも独特な形状の機体ですが、こんなところまでフォローするようになるとは……。

 様々なパワードスーツが登場するマシーネンクリーガーの中でも、一大派閥と言えるのがP.K.A(Panzer Kampf Anzug)系。ツルッとした卵のような形状の初代P.K.Aに始まり、発展強化型のG型「グスタフ」や視界を改良したK型「コンラート」など、実際の兵器のようにベース機を改良した強化型・発展型が出現しましたよ……というメカです。

 で、今回ご紹介するD型「ドーラ」が発表されたのは、月刊ホビージャパン1985年3月号。一見するとG型っぽいな……というドーラですが、実は細かいところがかなり違う。肩の位置は大きく前進しており、腕は上腕部の装甲を取り外し。無人偵察機のノイスポッターとペアで行動する機体ということで、データ受信用のループアンテナが頭についてたり、はたまたエンジン部はH型のままだったりと、H型とG型の間の機体といった趣です。

 ウェーブはこれまでH0型やG型のプラモデルはリリースしてきたのですが、このドーラはそのどちらのパーツも使えない箇所が意外に多い。ということで、上半身はほぼまるっと新規パーツになっています。

 装甲化されたサイドウインドウには溶接跡がくっきりモールドされ、肩の位置も大きく前進。装甲のないフレキシブルアームは、全体がポリパーツとなっています。

 雑誌掲載時と同じような、マスクをつけたパイロットが付属しているのも嬉しいですね。

 一個注意したいのが、全部ポリパーツ製のフレキシブルアーム。プラ製の接続パーツを挟んでポリパーツを上下に連結する構造なんですが、これがかなり硬い! ドライヤーでしっかり暖めてやわらかくしてから、接続パーツを壊さないようゆっくりとねじ込むのがいいと思います。ここは丁寧に頑張りましょう。

 組み上がってみれば、H型系ともG型系とも違う独特なフォルムが完成! フレキシブルアームで接続されている腕も、「人間の腕が入っていそう」という説得力があります。パワードスーツなのにまるっこくて、なんだかちょっとだけ弱そうなデザインはまさにマシーネン。もともとペアで行動するという設定ですし、同じくウェーブのノイスポッターと一緒に揃えたいキットです。

しげるのプロフィール

しげる

ライター。岐阜県出身。元模型誌編集部勤務で現在フリー。月刊「ホビージャパン」にて「しげるのアメトイブームの話聞かせてよ!」、「ホビージャパンエクストラ」にて「しげるの代々木二丁目シネマ」連載中。プラモデル、ミリタリー、オモチャ、映画、アメコミ、鉄砲がたくさん出てくる小説などを愛好しています。

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