
ハセガワの分厚いマクロスの地層に新たな、そして夢のあるアイテムが加わりました。「1/48 VF-19EF/A イサム・スペシャル “マクロスF”」でございます。YF-19といえばハセガワからは1/72のファイターとバトロイドが立体化されており、同社製「VF-25F/S スーパー メサイア」からスーパーパックを流用した「VF-19EF/A バトロイド イサム・スペシャル “マクロスF”」も製品化済みです。そして1/48のYF-19はめちゃくちゃ巨大で優美なキットなのでまず下のレビューを読まれたし。
今回発売された1/48 VF-19EF/A イサム・スペシャル “マクロスF”は既発の「YF-19 w/ファストパック “マクロスプラス”」にさらにスーパーパックを追加し、劇場版マクロスF「サヨナラノツバサ」に登場するイサム・ダイソン機を再現したもの。設定的にはVF-25スーパーメサイアに装備されているのと同じスーパーパックをVF-19に流用したスペシャル機なわけですが、ハセガワには1/48のVF-25スーパーメサイアがない!

VF-25がないのにVF-25の強化パーツが先に立体化された!ということがこのキットの大事件たるポイント。ランナー(パーツの付いているワク)のタグにもあえて機種名は書かず「1/48 SUPER PACK」とだけ刻印されているのがドリームです。眼の前に出されたホカホカの料理を差し置いて次の献立の話をするのは野暮というものですが、「ハセガワから1/48のVF-25が発売されるかもしんない」という可能性もゼロじゃないんやで……と言われているようで、すごくすごく盛り上がってしまうわけです。

片方だけで1/72のジェット戦闘機ひとつぶんくらいのボリュームがあるスーパーパックは中心部の隙間に主翼が潜り込む構造なので組み立ては少々トリッキー。しかし内部にケタとなるパーツを設けて大きな左右分割の外装もガチっと剛性感のあるカタマリになるのがおもしろい設計です。後方にくっつくでっかいスラスターノズルもメカメカしくていいね。

組み立てていてものすごく焦ったのがスーパーパーツ下方に4つくっつくQ9のパーツ。短辺を本体にくっつけてからパタッと合わせようとしても全然収まらず、なにか重大な間違いがあるのではないか……と10分くらいまごまごしていたのですが、下の写真のように台形の長いほうの底辺を先にはめ込んでから接着すればOKでした。

SMSのマークが入った大判デカール(1/48スケールだからマジでデカい!)が入っているのも、これまで誰も見たことのない「1/48スケールのマクロスFのプラモデル」として盛り上がるポイント。ハセガワからは1/72で「VF-25F トルネード メサイア “マクロスF” (大気圏内仕様)」の製品化もアナウンスされていますから、まだまだハセガワ製のマクロスプラモにはたくさんの広がりが見られそうだぜ……。


まずはいてもたってもいられずスーパーパックを組み立ててしまいましたが、いちど手にすればとにかくこのボリュームと「1/48のVF-25の匂い」にヤラれること間違いなし!光速クライmaxのその先へたどり着きたいアナタはぜひともこのビッグキットを買い、ハセガワのやる気を感じてください。めっちゃ盛り上がりますよ。