
■本記事はメガハウスより商品の提供を受けて作成しています(PR)
2025年に発表されるや否や、イベント会場で「これが欲しい!」と多くの模型ファンを魅了した「メガハウス VAKIT 機動戦士ガンダム 新MS戦記 ギラ・ドーガ」。近藤和久氏による作画で描かれる『機動戦士ガンダム 新MS戦記』に登場するギラ・ドーガを、「固定モデル&接着剤使用で組み立てるプラキット」として立体化したアイテムで、これまでのBANDAI SPIRITSのガンプラとは方向性が全く異なるキットとして注目を集めています。
今回、10月に発売となる本アイテムのテストショットが到着したので早速ご紹介します!


去る4月19日に、nippper副編集長・フミテシ主催によって福島県いわき市で開催された模型展示会「春のタンまつり3」でもギラ・ドーガを展示していただきました。作例見本を製作した清水圭による「ギラ・ドーガ筆塗りライブ」も開催され、多くの人が本キットの魅力を堪能。組んでよし! 「サンド系の迷彩を適当にたのむ」とばかりに塗ってもよし! なキットがもう少しで私たちの手元にやってきます!

こちらが届いたばかりのテストショット(「開発中のサンプルなので成型色は製品と異なります。また、一部彩色を施す前の状態です。製品ではモノアイ部分が彩色されるようです)。大きなブロックごとにパーツを分割するのではなく、筆塗りやエアブラシ塗装がしやすいよう、各ユニット単位でパーツを構成しているのが本キットの特徴です。そのため、見た目以上にランナー(パーツがつながっている枠)の枚数は多く、しっかりとしたボリュームがあります。キットは共通の本体をベースに、頭部や武装を変更したバリエーションとして隊長機と一般機を展開。

特徴的な頭部と大型マシンガン、マシンガンを保持する専用のハンドパーツがセットされる隊長機。劇中ではフレデリック・F・ブラウン大尉が搭乗。

一般機は頭部、マシンガン2種、それぞれのマシンガンを持つための専用の手首がセットされます。


ヘルメットはランナーの中でも存在感抜群。一般機はワンパーツ構成、隊長機は頭頂部の装甲だけ別パーツになっています。


手首の一部は武器のグリップと一体で成型されており、組み立てるだけで自然に武器を握った力強い手の表情が完成します。固定ポーズのミニチュアでよく採用される設計を取り入れることで、造形の美しさと組み立てやすさを両立しています。

完成するとほとんど見えなくなる足裏にも、緻密なディテールがしっかりと刻まれています。こういうディテールを見せられると、完成後見えなくなると分かっていても、ちまちまと筆を入れたくなります。

さらに装甲裏は別パーツ化されています。完成するとチラリとのぞく部分だからこそ、「どんな色で塗り分けようかな?」とモデラー心をくすぐる、実に憎いパーツ構成です。もちろん実用面でも効果は絶大。装甲裏を先に塗装してから接着できるので、細かなマスキングの手間を減らし、塗装作業をぐっと進めやすくしてくれます。

ランナーの中で動きある動力パイプを見ると、ポーズをある程度限定した固定モデルならではのパーツの魅力を味わえます。本キットは首、腕、手の付け根部分のみ、角度調整が可能なように若干動く設計となっています。


『機動戦士ガンダム 新MS戦記』に登場するモビルスーツは、近藤和久氏ならではのミリタリーテイストあふれるデザインが大きな魅力。ギラ・ドーガにも、第二次世界大戦中のドイツ軍戦車に見られた「ツィメリットコーティング」を思わせる独特の表現が取り入れられています。本キットには、その特徴的な表面を再現した専用パーツが付属。さらに一歩踏み込んだ工作を楽しみたいモデラーのために、エポキシパテなどへ模様を転写できる「ツィメリットローラー」まで同梱されます。キットのままでも作品世界を楽しめますし、自分だけのツィメリット表現にも挑戦できる、遊びの幅が広いキットなのです。


キットを組み立てるために「接着剤」を用意しましょう。おすすめはGSIクレオスの「Mr.セメントSP スーパーパワー 流し込み用」です。流し込み用接着剤は、パーツとパーツを合わせた隙間に、接着剤の蓋についている筆をちょんと置くだけで、隙間に接着剤が流れ込んでしっかりとパーツ同士を貼り合わせることができます。接着剤を塗った箇所も目立ちにくく、乾燥も早いのが特徴です。

胸部装甲は、内側に簡易的なフレーム構造のようなパーツがあり、そこに被せていきます。各装甲、ずれなくピタピタと合わさるので気持ちが良いですよ。

腕はこのようにユニットごとに組み立てます。ヒジ関節や肩関節の軸&軸受けの形状が正確な位置でしかはまらないようになっているので、接着向きを間違えることはありません。

腕や足は「1〜2枚」のランナーのみを取り回します。そのため、パーツを探すのが楽なので、あっという間に組み上がります。腕が組み上がるとこのように1枚ランナーからすべてのパーツが消えるので、気持ちが良いです。


本キットは武器を構えたポーズとなっているので、腕部同様、脚部の造形が左右で異なります。組み立てミスがないように、こちらも左右で軸の形状を受けを変えて、間違ったパーツがはまらないようにしています。

通常のキャラクターモデルだと、同じ形状の手足を左右作ることが多いです。しかしこのギラ・ドーガのような固定モデルは、同じ手足でも形状やバランスが異なるので、同じものを作っている感覚に陥りにくいです。それぞれの造形の違いを楽しめるため組み立てのテンションも保ちやすいです。

特にお気に入りなのでが左足首。グッと力強く踏み込んだ様子が、足首からスネのラインで表現されています。各ポーズのラインが滑らかに繋がることこそ、固定モデルの醍醐味でもあります。

股関節まわりにも、固定ポーズモデルならではの設計思想がよく表れています。股関節軸は最初からポーズに合わせた位置へ調整されており、腰サイドアーマーの取り付け軸も斜め上方へ跳ね上がった角度で配置されています。
さらに、ランナーに収まった状態からすでに動きを感じさせていた動力パイプも、腰パーツに取り付けることで、ポーズ全体の流れをより力強く演出。可動ではなく「この立ち姿を美しく見せる」ための構成が、腰パーツにもしっかりと盛り込まれています。

隊長機が持つ大型マシンガンは、上面の細かなスリットモールドをより美しく見せるために、1枚の板に成型して別パーツ化。そのパーツをマシンガンの内側に取り付けて、スリットモールドだけを露出させています。


およそ2時間で完成! 完成すると全高約15cmというボリュームで、満足感もとても高いです。手首のパーツを組み立てると、武器を持つハンドルと一体になるので、大型マシンガンもこのように力強く構えることができます。


一般機の武装は、スマートなマシンガンが2梃セットされます。隊長機、一般機両方に付属する平手を使用してポーズを決めます。

頭部は左右に振ることができ、腕も肩から上下に動かせます。片手にだけマシンガンを持つ一般機は、腕や頭部の角度を変えて、思い思いのポーズで飾ってみましょう。

後ろから見ると、バックパックやビーム・ソードアックス、シュツルム・ファストの迫力も楽しめます。固定モデルだからこそ、「このポーズを最高にかっこよく見せるために、すべてが設計されている」。本キットを組み立てていると、そんな開発陣のこだわりが各パーツから伝わってきます。塗装しやすい分割、組み立てやすい設計、そして近藤和久氏が描くミリタリーテイストを存分に味わえる造形。15cmサイズで『機動戦士ガンダム』のモビルスーツが“固定モデル”として令和の時代にやってきた喜びを、このギラ・ドーガで思いっきり味わいましょう! よく動くキャラクターモデルとはまた違う楽しさがぎゅっと詰まっています。